リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

関節リウマチ治療

EULAR2018見どころ 来年のJCRのトレンド先取り

管理人はアムステルダムです。 観光ではありません。仕事です。#EULAR2018 今回は初めてEULARに参加しました。 以前はAbstractを投稿しても、発表のないポスターに(電子記録のみ)は採用されたことはありましたが、今回はポスター発表の場が与えられました…

何を使っていますか?統合性疾患活動性指標 DAS28, CDAI, SDAI使い分け

管理人は表題について疑問を持ちましたので、調べてみました。 関節リウマチ治療にかかわる人間はみな避けては通れない(?)ものがこの、「統合性疾患活動性指標」です。 いかつい名前ですが、平たく言えばDAS-28、CDAI、SDAIのことです。 英語でいえばcomp…

ここまで進んででは、いかにハンドセラピストでも苦労するのか? 伸筋腱脱臼の恐ろしさ

、管理人です。 今日はリハビリのお話。 以前に知っておくべき変形として、とある変形手をご紹介いたしました。 www.orthopaedicrheumatologist.com この時の動画がこれです。 知ってると得するスワンネック変形の特殊形 スワンネックが腱の尺側偏位と脱臼に…

リウマチ手の進行・悪化は寛解症例でも避けられないのか?人工関節脱臼症例(指関節)からの学び

管理人です。大型連休は休みなようで、実は結構忙しい。 皆さんそんな感じではないでしょうか? 私もご多分に漏れず同様で、家族の行事や面倒見に丸まる日を取られていました。 更新をさぼってしまいました。 今日はリウマチの手術を久々にしました。 MP関節…

新時代のリウマチ診療に向けた研究テーマ(備忘録) これ全部やったら死んでしまう笑

学会が終わり、暦通りの生活にもどりましたので、連休の合間も病院で稼働します。 何事もなければいいのですが笑 ところで先日書いたように、学会は私にとっては同窓会です。 www.orthopaedicrheumatologist.com もちろん日が変わるまで酒を飲みかわしました…

学会とはいかなる意義付けなのか? 自分にとっては同窓会であった件

管理人です。 発表もぼちぼち終え、帰路についています。 各専門職にとって学会とはいかなる意味を持つのでしょうか? ここを知らないと、未来の発展のためにいかなる手も打つことができません。 「学会」といって写真を検索すると、学会上の写真や、個人の…

今年のSmolenの日本リウマチ学会での講演 IL-6(アクテムラ、ケブザラ)への提言まとめ

今年もProf. Smolenが講演に来てくれました。 本当は、3時間ぶっとおしのパネルディスカッションを聞きに行きたかったのですが、後輩の発表の監督があったので、聞きに行けませんでした。 かわりにイブニングセミナーを聞きに行ってきました。 もちろん半分…

リウマチ外科医に未来はあるのか? ー時代の変化に取り残されるのか希少価値が出るのかー

管理人です。 久々に自分の専門分野について。 私はリウマチ医を自認していますが、ベースは整形外科医です。 一般的には海外でリウマチ医というと、Rheumatologistを意味し、それはリウマチ内科のことを言います。 どちらかというと免疫内科的な感じで、SLE…

エジプト人に頭を殴られた気がした。本当に研究の道に進むとはいかなることなのか?

管理人です。残り少なくなった時間を家族サービスに費やしています。 この短い期間は 「日本人にとって留学とは何なのか?~~研究とはいったい何なのか?」 これを意識するためにもらった時間ではなかったかというように思えてきました。 日本の方が留学と…

オーストリアの国民性とかけて日本の武士と説く その答えは?

管理人です。 平日よりも忙しいかもしれない週末を終え、 ついにといいますか、最終週となりました。 正確には来週にも2日間出勤予定ですが、フルにいるのは今週までとなります。 www.orthopaedicrheumatologist.com ちょうどブログを書きだして1年となりま…

欧州と日本のリウマチ診療の違い(中間まとめ) 結局何が違うのか?

管理人です。 研修の期間が残り少なくなってきて、改めて海外(欧州)のリウマチ診療がどのようなものかを考え直してみることにしました。 一般人にとってのrheumatologyについて 欧州では、rheumatologyという名前より、rheuma(ロイマ)という方が通りがい…

日本において大ボスとリラックスして話ができる環境は訪れるのか?

短期留学の折り返しを過ぎまして、 これから一日一日を大事にしないといけないなと思っています。 ところで、今日は世間一般について思うことを書いてみたいと思いました。 日本では大上司(大ボス)とリラックスして話せない 今朝、カンファレンスに向かう…

Osteocrastのマウスからの採取法を見学しました 備忘録的ブログ

先日、破骨細胞Osteocrastの採取を見学しました。 管理人は基礎実験をしたことがなく、それに関する知識も経験も不足しているというのが自分の弱点であると自覚していました。自分を常に新しくしていくには、いつも同じことを繰り返す(≒楽で安定なこと)だ…

FACS下準備① 全血からリンパ球の分離

今日はまじめな備忘録です。 リウマチ診療はサイトカインの研究とともに格段に進歩しました。 サイトカイン自体は蛋白なので分子生物学の進歩がもたらした結果です。リンパ球を見てみると、胸腺由来のT細胞とか、骨髄のB細胞とかそこがスタート地点です。こ…

紙カルテの時代はよかった~ 電子カルテのいいところは「顧客サービス」でしかない 

管理人です。 以前あえて紙カルテに戻ることによるメリットを感じたことを書きました。 www.orthopaedicrheumatologist.com だんだん全容が見えてきました。 ・以前は完全紙カルテだったが、最近はそれを印刷・保存するようになった ・しかし今でもすべての…

ここだけは羨ましい話 日本は職種とライセンスを無視した仕事場が多すぎる

管理人です。 これも備忘録です。 先日かの国では採血が診察の後であることを書きました。 www.orthopaedicrheumatologist.com 私なりにあと採血でもOKな理由を様々に考察していたのですが、 臨床的な理由よりも別の理由で現場は動いているようです。 リウマ…

リウマチ外来の話 ー当日採血が可能でもあえて先にしないはアリなのかー

管理人です。今日もまじめな話です。 自分と自分の同僚の外来のやり方しか知らないので、絶対そうかわからないのですが、 リウマチ外来には特有の受診の流れがあります。 予約の約1時間前に来て採血をしてから受診する なぜそうするのか? 採血の結果は、特…

日本と海外の社会保険の違いによる受診システムの違い

管理人です。 海外といってもオーストリアしか行ったことがないので、 正しいかどうかがはっきりといえないのですが、 今身近に感じる所感を書きたいと思います。 海外でもアクセス制限はあるもののかわらない 私が行ったのはいわゆる「大学病院」です。基本…

本年もご覧いただいた方々への御礼です

本年もつたないこのブログをご覧いただき、 本当にありがとうございました。 3月にささやかながら始めて、記事の内容には自信がないままに 細々と続けてきました。 ただ、いつも自分の専門分野の調べ物をするときに、 まったく「それらしき細部を解説したサ…

「知っトク」 特殊なタイプのスワンネック変形・このタイプを知らないとドツボにはまります

管理人です。 先日外来診療をしていて、久々に首下がり症候群を診ました。 後屈位でこれです 出先でしたので、ある程度の知識はあるものの、一部対処に困ったので、 画像診断の時間の間に、調べてみました。 YAHOOで@首下がり症候群・・・・・ 出ました。 W…

ウィーン医科大学にFellowとしていくための手続き一覧(備忘録)

まだ終わってないのですが、、、、 忘れないうちにということで、備忘録を書きます。 Medical University of Viennaです。 最も難関は、Clinical Fellowshipだと思います。 これができればどれでも通ります。 // 必要書類は、 1.Application Form Clinical F…

関節リウマチ診療ガイドラインのJCR2014版はEULAR recommendation2016の相違点

以前に書いた記事です。 www.orthopaedicrheumatologist.com この時は、手術系の記事でした。 本日は、薬物療法についてです。 EULAR recimmendation2013から、アルゴリズムが掲載されており、 JCRガイドラインもそれを掲載しております。 診療アルゴリズム …

リウマチ手変形に対するリングスプリントの具体例

管理人です。 今日は装具治療です。 リウマチ手におけるスワンネック変形とボタン穴変形の矯正は、 作業療法士、特にハンドセラピストとしては花形です。 // 先日はこのような矯正を行いました。 中指・環指のスワンネック変形です。 DIPJが屈曲しているので…

もう待てない((+_+)) 急にプッツリ音信不通、どう思います?  宿所手配とVisaがピンチに急転落!

管理人は本当に困っています。 留学先における「宿所」の確保について、 以前から知人を介して知り合いになった方に依頼をしておりました。 斬新なこの発想 笑 夏ごろまでは急いで決める事項もなく、問題はなかったのですが、、、 今のVISA申請の差し迫った…

イラストよりわかるボタン穴変形の実際の解剖ーー実際の術中写真より the most impressive photograph of boutonniere deformity

管理人です。 私のサイトで最も閲覧のあるのが下記の記事です。 www.orthopaedicrheumatologist.com 言葉では書き連ねましたが、イメージがわかないと思いますので、 実写化しました。 // コード スニペットをコピー 下の図は術中写真です。 中央に山のよう…

リウマチ手人工関節の進化と問題点▼Self Locking Finger Joint system(SLFJ)とpit fallについて

最近は時間が取れたら、”あとからでも検索で残るように” を心がけて書いています。 関節リウマチにおいて、最大の問題点は炎症です。 炎症はあらゆる事象を引き起こします。 ・骨びらん ・軟骨破壊 ・骨量減少 ・靭帯断裂 ・腱断裂 ・支持機構破綻 // 支持機…

「アポスティーユ認証の最も効率的なとり方」  東京、神奈川、大阪の公証人役場はすごい ワンストップサービスの威力を刮目せよ

管理人です。 留学に向けての手続きが佳境に近づいてきました。 これまでに本当に苦労を繰り返しています。 www.orthopaedicrheumatologist.com 開始3ヵ月以内しか受け付けない書類がいくつかあります。 10月に入ったので、よーいドンです。 // オーストリア…

リウマチ手関節における関節破壊の病態まとめ 理解すれば術式が選べる?

管理人です。 ひさびさにリウマチ治療の話を。 リウマチ手関節の評価法 リウマチにおいて、指の罹患は約80%以上ですが、 手関節の罹患もほぼ同程度で、必発の部位です。 複雑な手根骨構造のため、事実上10個くらいの関節の塊と考えてよく、 罹患率は高くな…

90才の高齢リウマチ治療 どうしてますか? 攻めるのか?守るのか? Strategies for elderly patients with RA. Aggressive or defensive?

最近、アルバイト先で悩まされる症例に出くわしました。 90歳女性、大腿骨頚部骨折術後(人工骨頭挿入術)で、現病歴に関節リウマチがあります。しかも独居で、旦那さんと住んでいた大事な家が離れなれない。 この方が、近医でリウマチ治療をされていたよう…

ボタン穴変形も手強い(最新版)

関節リウマチの指変形で有名なものに、 スワンネック変形やボタン穴変形といわれる変形があります。 これらは標準整形外科学 第13版にも記載されている、いわゆる試験に出る用語です。 今日は少し専門的なことを書きます。 作者: 中村利孝 出版社/メーカー: …