リウマチ外科医の徒然草

リウマチ診療を中心に過ごす外科医の、日々あったこと、考えたことをつづります

ダイエットをして健康的に痩せるためには、どのレベルの知識がいるのか?

だれにも起きることです。

以前から思っていたことがあります。

自分が40歳になり、だんだん仕事も忙しくなり、結果代謝量が減少して・・・

全盛期の+10kgになってしまった。

 

そして会社の健康診断で、

血圧、コレステロール、尿酸、中性脂肪が↑となる。

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誰もが思います。

 

やばい、ダイエットをしよう!!

 

そんな時に邪魔をするこれまでの習慣

大きく分けて以下のものがあります。

もちろん、週に2回以上30分の運動をして、汗をかく人はいいのですが・・・

・お酒が好き

・飲み会が好き

・お菓子の間食がやめられない

・白いご飯があれば何でもOK

 

私の場合は、前者2つが当てはまります。

 

お酒をやめないと痩せられないのか??

以下のブログを見ました。

hf-manager.hatenablog.jp

 

とても正しいことが書いてあります。

蒸留酒にして、つまみを減らせば痩せられる!

 

また、この方はすべてのダイエットの中で、

糖質制限ダイエットを推薦しておられます。

 

つまみもラーメンをやめて、イカなど糖質の少ないものに・・・

そして日常の食事でも、糖質以外のものをいかに多く食べるかが勝負

と書いてはります。

 

しかし同時に知られていることはどうなる?

人間が使用できるエネルギーはブドウ糖だけというのも完全な真理です。

 

もしもブドウ糖を取らなければ、カロリーを減らさないのならば、、

「糖質以外のエネルギーを摂取して、代謝して、ブドウ糖にして使用する」

 

ことを体は要求されるわけです。

これって本当に体は大丈夫なの?

 

 体内でグリコーゲンは簡単に代謝が可能なので、ブドウ糖に変換が容易です。

おおむね、肝臓と筋肉に貯蔵されています。

しかし、運動不足さんは、脂肪肝で肝臓に貯蔵は少なく、筋肉も使っていないため取り込まれていません。

つまり、過剰なエネルギーを、本来はグリコーゲンとして蓄えるべき場所に、脂肪として蓄えているのです。

 

脂肪はどうやって燃焼する?

蓄えた脂肪を燃やすには、TCA回路を回す必要性があります。

TCA回路とは?

 

これを回して、糖新生をすることでブドウ糖を作り出すと。

そういうことになります。その際に出るごみがケトン体です。

 

つまり、体は飢餓状態ではケトン体でアシドーシスに傾きます。

健康成人であれば、基本的に問題ありませんが、限度があるのです。

 

糖質制限ダイエットでは、完全に糖質をOFFするのが怖いのは、そのためです。

 

糖質の代わりにたんぱくをとるとどうなる?

ここからが知りたくない真実です。

TCAサイクルもあるので、もちろん脂肪を取っても構いませんが、

実際上、糖質の代わりに油をとる人はいません

わざわざ、コレステロールを上げる人なんて・・

 

ということはタンパク質と野菜です。

野菜は問題ありませんが、手間のわりに満腹感が得られにくいです。

 

タンパク質を摂取し、代謝して筋肉にする場合はいいのですが、

運動をせずにこれをするとひどいことが起きます。

 

そう、「痛風」です。

たんぱくは代謝されたアミノ酸になるといいますが、

それよりも大事なことはマクロ的に、たんぱくは細胞でできています

そして核酸代謝に・・・まわります。

 

なら勘のいい方ならわかると思いますが、

糖質制限をすると、細胞を塊でとる食事になることが多いことに気が付くと思います。

 

結論

極論ですが、人間は運動をして燃やさない限り、

糖尿病・肥満 もしくは 痛風・尿路結石

のどちらかにたどり着く。

 

栄養学を勉強していても、俯瞰して見れないので、

大きな視野で見るのも大切ですね。