リウマチ外科医の徒然草

リウマチ診療を中心に過ごす外科医の、日々あったこと、考えたことをつづります

イラストよりわかるボタン穴変形の実際の解剖ーー実際の術中写真より the most impressive photograph of boutonniere deformity

管理人です。

 

私のサイトで最も閲覧のあるのが下記の記事です。

 

www.orthopaedicrheumatologist.com

 

言葉では書き連ねましたが、イメージがわかないと思いますので、

 

実写化しました。

 

 

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 下の図は術中写真です。

 f:id:orthopaedicrheumatologist:20171018204722j:plain

 

中央に山のようにあるのが基節骨の骨頭です。

したがって、PIP関節そのものは、図における中央策付着部のところです。

 

骨頭の上側、実際には橈側ですが、矢印で示した側索がわかりますでしょうか?

 

これが下側、尺側にもあり、

骨頭は側索に挟み込まれている、そして遠位は合流部の手前です。

 

そう、まるで骨頭をボタンとすると、

ボタンが腱(側索)でできた溝の間から、まるでボタンのように顔を出して、

戻らなくなっている(まるでボタンのように)

 

ということでボタン穴変形といいます。

 

よくボタンホール変形という人がいますが、

英語ではboutonneire deformityなので、

ボタンホールではありません。

 

 

そして骨頭の真ん中、PIP関節の回転中心よりも掌側

この側索が落ち込んでいるため、側索の伸展力はPIP関節の屈曲力

なってしまうのです。

 

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VY伸筋腱再建術を行い、側索を回転中心より背側に持ち上げました。

 

 

現在ピン固定中ですが、どれくらい良くなるでしょうか?

楽しみです。