リウマチ外科医の徒然草

リウマチ診療を中心に過ごす外科医の、日々あったこと、考えたことをつづります

世の中の父親の気持ちを母親に伝えるにはどうしたらよいのか?

 

面白い本を久々に見ました。

本というか、ほとんど漫画ですが。

「父」になった戸惑いを描く、ヨシタケシンスケ初の育児マンガ『ヨチヨチ父 とまどう日々』ヨシタケシンスケさんインタビュー

今、最も勢いのある絵本作家のひとり、ヨシタケシンスケさん。

そんなヨシタケさん初となる育児エッセイが出版されました。

 

ぼくが最初の子育てのとき、辛いと感じたことのひとつに「子育ては楽しいものだ、幸せなものだ」という社会の認識に対して、子育てを全然楽しめていない、日々大変だと感じている自分に対する、父親としての自分の不安がありました。でも、そう感じているパパ、ママは少なからずいるんじゃないか。「育児幸せ」「子育て楽しい」という、美しい部分だけではない、「子育てって大変だよね」「育児って、楽しいばかりじゃないよね」という、言いたいけれど言えないところを、表現をうまく変えて伝えることだと思ったんです。

 

僕たち男性の、「妊娠、出産、育児とはこういうものだから、父親はこうでなければいけない」という 世の中の風潮に対する、反感とはいえないまでも、うすら寒い何とも言えない気分というのを書き下したものです。

 

 

はじめの10ページくらいの、はじめの出産時に感じたもの、本当に共感できます。

私たち男は、実際に出てくるまでどうやっても実感とやらは持てません。

 

それなのに、実感と責任をもって父親として振る舞いなさい。。。。

ええ、ええ。振る舞いますよ。いわれなくても。

 

出産時に腰もさするし、おしりもぎゅってしますよ。

やらないとは言ってないじゃない。

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ここから始まる苦悩の旅

立ち会うのが良い父親の鑑?誰が決めたの?って思いながら、代わりにできないので、従うしかないところから始まる僕たちの苦悩。

 

でも本当に、われわれが感じる疎外感・・・・母親には伝わっているのでしょうか?

 

それはもう、大変なのは母親・・・それもわかります。

でも受けるストレスは両親で分け分けなんですよね。

だからって、僕に全部渡さないでもいいじゃない笑

 

そう、小さな気遣いがお互いをいたわれるのに、そんなにイライラしないでよ。

 

思っても言えなかった言葉が満載です。この本。

 

 

ラスト1ページは秀逸です

 

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そう、育児が楽しいなんて幻想です

 

一度ご覧あれ。