リウマチ外科医の徒然草

リウマチ診療を中心に過ごす外科医の、日々あったこと、考えたことをつづります

リウマチ手変形に対するリングスプリントの具体例

管理人です。

今日は装具治療です。

リウマチ手におけるスワンネック変形とボタン穴変形の矯正は、

作業療法士、特にハンドセラピストとしては花形です。

 

 

先日はこのような矯正を行いました。

 

f:id:orthopaedicrheumatologist:20171117205537p:plain

 

 中指・環指のスワンネック変形です。

DIPJが屈曲しているので、もしかするとclass2か3と思います。

 

側索の短縮が見繕われます。

 

いわゆるリングスプリントできれいに矯正されていますよね。

これでうまく使えるといいんですが・・・

 

 

 

 

そうはうまいものではありません。

この写真を見てください。

f:id:orthopaedicrheumatologist:20171117210118p:plainきちんと屈曲できている?

 

PIPJは屈曲できていますが、

 

MPJは??? 

スワンソンインプラント使用時と同じ動きです。

 

裏返してみてみましょう。

f:id:orthopaedicrheumatologist:20171117210554p:plain

 

どちらが機能がいいか、一目瞭然ですよね。

 

フルグリップは「なし」です。

もちろん、これは即時効果の話ですので、ずっとそうというわけではないです。

 

 

スプリントありで、側索のストレッチを十分行い、

intrinsic⇔extrinsicのバランスが整うと、

フルグリップできるようになるかもしれませんが。

 

スワンネックSpur

 また、MPJの脱臼にも注意が必要ですよ。