リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

執刀医 vs. リハビリ医 原罪ともいえる解決できない問題が5年後の未来に影響する

私は外科医でもありますが、

同時にリハビリテーション医でもあります。

 

両方の思考回路・矜持がわかるので、いつも板挟みになります。

対立の構図は以下の通りです。

 

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脳血管障害等に対するリハビリテーションでは、

術式によるリハビリテーション内容への影響は少ないので、

あまり上記のような対立構造は生まれません。

 

 

しかし運動器疾患の場合、

術式や手術のうまさ因子としてありますが、

手術ではカバーできない問題、

つまり正確な運動許容程度をセラピストに伝達しないといけません。

 

 

つまり対立構図は、

整形外科にしか起きえない問題といえます。

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外科医としては、

手術の内容こそが秘中の秘でして、

プレミアムの部分です。

 

長年かけて積み上げてきた技術を、ひとくくりにリハビリ医に扱われることに

とても抵抗を感じます。

 

 

したがって、

セラピストには細かい内容についてのカンファレンスを行うのにもかかわらず、

リハビリ医には、知らせない。ざっくりと言うだけにする。

 

よくある構造です。

 

私の施設でも、

リハビリ医が、

「リハビリ依頼に禁忌事項とか、荷重とか、リハビリに関する指示がほとんど書かれていない!」と私に文句を言ってきます。笑

 

私が両方のはざまに立っているので、代わりに言われるんですよね。。。。

 

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 しかし世の中はどんどんリハビリに傾いて行っています。

複合障害の患者が増えている現状からは、

現行制度の方が効率的だといえます。

 

内科医×リハビリ医 = 10年後のスタンダード

 

旧制度から現行制度の変わり目で、指揮系統の切り替えに原罪が抵抗している。

そもそも、原罪とは

罪には法律上の罪と精神的あるいは宗教的な罪とがあるが,原罪は後者に属するキリスト教的な概念で,自罪と対置される。キリスト教はユダヤ教の影響下に,人類の始祖アダムの堕落物語 (創世記3章) を聖書的典拠として,すべての人間は人祖の罪を負い,生れながらにして罪のなかにあり,それから脱出する自由を自分ではもたないと説く。これが原罪である。原罪の観念はパウロやアウグスチヌスらによって強調され,そこからの救いは神の恩恵にのみよるとされた。原罪からの解放は,カトリックでは信仰のしるしである洗礼の秘跡に,プロテスタントではキリストの贖罪とキリストへの信仰のみ (ソラ・フィデ) によるとされる。

 

なので、整形外科医であるところを捨てないと、リハビリ医にはなれないということか・・・・・

 

 

2030年からのWHOの世界運動に、リハビリが選ばれるという話も聞いています。

 

 

5年後に成功するのはどちらの道か十分考えないといけませんね。