リウマチ外科医の徒然草

リウマチ診療を中心に過ごす外科医の、日々あったこと、考えたことをつづります

ここまで知れば80% modified Littler法とは?

おはようございます。2週連戦の第二試合です

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今日は朝早くからのセッションだったので、

以前から気になっていたmodified Littler法の報告を聞きに行きました。

 

スワンネック変形のPIP関節の過伸展を制動する方法で、

指の斜指靭帯(oblique retinacular ligament)を再建する方法です。

 

背側のJ字状の皮切を行い、背側でlateral band mobilizationを行います。

尺側の側索(結構掌側を走っている)をMP関節遠位で切離し、反転、屈筋腱鞘の下を通してから、橈側の基節骨にアンカーの使用もしくは橈側の側索に縫合します。

腱の下を通すときに神経血管束に注意が必要です。

 

術後はlateral band mobilizationの効果を出すため、術後2週ワイヤー固定を行います。夜間のスプリントも過伸展防止に使用します。

縫合強度が強すぎると、ボタン穴変形の発生もあるため、20~30度くらいの屈曲位での縫合がいまのところ良いようです。

ワイヤー固定も屈曲20度で行います。

 

他の方法としては、FDSを片方使用して行うスリング法も有名です。

しかし、斜指靭帯を再建することから最も生理的ですので、うまく進化すれば煩雑ではありますが、よい方法かなと思います。

 

われわれも、導入してみようかと思います。

MP関節の手術との併用には技術がいるかもしれません。

 

ところで自分の発表も終わりましたので、リラックスして勉強に名古屋飯の探索臨みます。

 

午後のセッションでも、RAのディベートがありました。

何年もリウマチ外科、特に手外科をやってきました。年々ちょっとずつ追いつこうと頑張ってきましたけど、全然どれくらい離れているかわかりませんでした。

ようやく背中が見えてきました。それが一番うれしいです。

 

#日手会#第60回#名古屋飯#modified Littler法#FDS sling#ORL