リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

投資とは、お金で時間を買う手段だと思いたい 60歳以降の自由の時間を買い戻せ!

投資を皆さんは何を目指して行っていますか?

 

もちろん、

個人によってびっくりするくらいの差があろうことは

想像がつきます。

 

 

以下に挙げるくらいが多いのではないでしょうか?

  1. 老後が心配なので、貯金を運用に廻そう
  2. アーリーリタイアのため、不労所得がほしい
  3. 事業がうまくいったので、利潤を付け替えたい
  4. インフレ対策/リスク分散

 

 

 

1つが理由ではなく、これらが複数あって投資をしているはずです。

 

でも結果から見てみると同じ感じがしました。

それについてちょっと考えてみたいなと思います。

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結果は同じ

 

下の画像にも上げましたが、

 

投資の結果は、勝ちさえすれば、

 

過去の自分 ===> 今の自分 

に時間をプレゼントする

 

 

これ以外ないと思います。

 

端的に言うと、不労所得なので、

 

所得をもらう ==> 時間をもらう

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そう考えた方が現実にマッチします。

仕事は、種類を選ばなければ、五体満足でいられたなら、何らかは日本にいる限り言語能力で何とかなると思われるからです。

 

十分かどうかといわれると、将来的には勤労所得も少なくても2040年くらいまではどんどん実効ベースで言うならば下がっていくことが明らかになっています。

 

 

時間をお金に換えることは未来でもできるのです。

なので、

人生の後半にこそ、本当は自分のための時間を使いたいのなら、投資を含めて何らかの形で時間を買わないといけないのです。

 

 

それが投資です。

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 実際にリタイアした60歳代はこういう

 

先日の外来で、面白い話を聞けました。

 

足のケガで来院された方なのですが、エピソードが面白い。

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足をひねって骨折したとのことなのですが、

 

なんとネパールで受傷したとのことです。

 

 

 現地の診療所で応急処置を受けて、松葉杖を突いて国内に帰ってきて、すぐに日本の病院に来られました。

 

その時の剣幕がすごい。

 

「来月バイクに乗らなあかんから1か月で直してくれ!」

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気づきましたか?

直す→治す ですよね?  バイクじゃないんだから、直せません!WW

部品交換できないし、1か月で 足関節脱臼骨折は治りません! ましてや骨軟骨損傷もあります。

 

 

なんでか聞くと、62歳なんですが体が動くうちにやりたいことがいっぱいあると。骨折でおちおち休んでられないとのこと。

 

 

変わった方なのと、いろいろ正直無茶な要求が多かったので、治療中は踏み込んだ話をせず、淡々と治療を続けていたのですが、

 

 

いざ、今日のMRIの結果を見て、完治。山に行っていいよ。という日が来ました。

初診から3か月目でした。

 

 

本人も1か月では治らず、3か月目になってようやく足の腫れが引いてきたことから、私の言っていることがちょっとずつ理解できるようになってきたと同時に、ちょっと仲良くなってきていました。

 

 

最後なので、

私  「これからどうするんですか?」

患者 「山やら海外やら、時間の限りまわるわ。定年になってようやく自分の

    時間が持てるようになったから、人生の残り時間がもったいないねん」

 

 

私  「本当のそうですよね!(興奮ぎみ) 私もちょっとでも早くリタイアして

   北海道回ったり、遊びたいことやりたいこといっぱいあるんです。

 

患者 「先生もそんなん考えてたんか! ほんとうにわしも60歳なるまでずっと

   我慢してきた。お金が入っても自分の自由にならん時間なんかは意味はない

   定年して初めて分かった。 本当に自由は何にも代えられないで!」

 

   「先生若いから言うといたる。若いうちから、自分の人生をよく見て、自分の

   時間をよう考えなあかんで。時間をかけて、お金をためとくとかしないと、

   自分の人生なくなるよ!

 

私  「本当にそうですよね! どうやったら早くリタイアできるかいつも考えて

    います。ずっと話を聞いていたいくらいです。」

 

 

外来は、地獄のように時間に追われますので、なくなく会話を終わらせましたが、、、

教訓は一貫しています。

 

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でも得るべきはこれしかありません。

 

自分の時間を取り戻したかったら、若い時の浪費を避けて、未来を買ってください!!

 

では。

 

 

 

 

資産寿命という言葉の発想は秀逸  取り組みはそれでも人口比10%あまりなのは低すぎないか?

G20でトランプさんと周さんが会談してから、いったんの経済危機を回避したとして、金融市場は一服感がありますね。

 

緩やかながら回復基調にあるといえると思います。

もちろん潜在的な問題や、中東問題、Brexit、ロシアなど悩みの種は尽きません。

 

 

 

 

私の小さな悩みは、多忙でついつい更新が滞ることです。

ネタは小さいのはあるのですが、調査してからゆっくりかけないのが現状です。

完全に「やらなきゃいけない」病にかかっています。

 

 

さて、本題です。

seikeigekai.org

 

 

先日の回遊で、改めてこの問題についての記事を見つけました

 

 

あまりにめんどくさく、原著を見ることをしなかったのですが、リンクが張ってあったので、これを機会に と改めて読んでみることとしました。

 

 

何事も、一面だけを切り取ってメッセージ解釈することなく、原著を読むべしというのは、科学の分野では口酸っぱくして言われている常識です。

 

金融でもそうであるべきですね。

 

 

 

原著をあたって、こんなにも素晴らしい資料であったことがよくわかりました。

2000万円なんて、思慮の浅い人のかみつき行為だったのだなとわかりました。

 

むしろ大事なことを、きわめてわかりやすい言葉で、かつ意味のない深堀をしないで説明をしている文書でした。

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面白かったので不要な会議中に読破してしまいました

 

箇条書きにして要約/意訳をします

 

・もともと年金は、将来収入の一部を補填する目的のもの

・ただし世代により、所得の額の60%→40%と支給割合は減っている

・いまの20~30代はもっと悪くなり、世代間の不公平感は拡大する

 

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・高度成長期は特に無策でも、相場に合わせて給与が上がった

・勤めきることができ、3000万以上の退職金が期待できた

・現役世代は雇用形態の変化で1500万でも退職金高い方である

・すわなち年金のカウンターパートの退職金制度も将来の補償として機能しない

 

 

 

つまり、将来の2本柱はどちらも倒れているのです。

 

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現役世代が迎える3重苦

 

われわれの世代は

このセーフティーネットの崩壊に加えてあと2つの苦しみがあります。

 

・少子化で、われわれを支える若者はどんどん少なくなる。

・しかも教育コストも上がっているので、増やすにもコスト増に耐え切れない。

・移民を入れても日本人の問題は変わらない(そのころには人種という壁はなくなっている可能性もありますが)

 

 

・高齢化により、健康寿命の延伸はむしろ、われわれの上の世代がのかない

・彼らはどんどん資産をためていくため、世代間ギャップは拡大する

・定年後の無収入期間はどんどん伸びる見込み

 

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これらことから

 

自分の資産を増やすもですが、

 

資産の寿命も伸ばす という発想が必要なんだそうです。

 

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米国との比較の一例

 

資料の中に出てきました。

 

20年前の50歳代の資産について。

 

米国ではこの20年間に2倍になった。

一方、日本では彼らは70歳になっても同じ額面だった。

 

 

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資産運用の差だと説いてあったように思います。

 

日本における資産運用の指標として、人口比で、

つみたてNISA 1%  一般NISA 10%  iDeCo 1-2%程度 とのことです。

 

高齢者もふくまれるので、彼らには必要ない(かも)ことから、

まあ、NISAは現役世代の1/3くらいはしているでしょうかね?

 

 

いずれにしても、

 

国はセーフティーネットの崩壊を認めて(?)(麻生さんの手のひら返し!!笑)、自身での運用を勧めているという構図は変わりません。

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報告書にある現役世代への処方箋

 

>現役期の顧客は他の年代に比べ、ネットの金融資産は多くなく、金銭的にも時間的にも生活に余裕は少ない。しかしながら老後の資金も含め、資産形成ニーズを潜在的に保有している。これらの特徴を踏まえた商品やサービスの提供が必要であると考えられる。

 

 

 

ですよ!!

警鐘を鳴らされています!

 

 

可処分所得の少ないのに、子育てをしている現役世代の負担は熾烈です。

でも何とかしないといけない。。 

 

 

せめて、年金の支払いをもらえなくなるんだからやめられないかな・・・・・

なんて思うこの頃です。

 

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年金2000万円問題は人生の生き方を見直す機会となり、未来にはきっと称賛される文書になるであろう

年金と老後資産の件で世間はもちきりですね。

 

投資関連のブログ回遊をされている皆さんには、ある意味当然のことだったと思うのです。老後資金に年金があてにならないことなんて。

 

 

退職までに2000万円の貯蓄が必要とあります。

逆にこれっぽちで何とかなるのでしょうか?

 

生活の実態は発表の通りなのか?

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あるニュース番組のわかりやすいグラフ

 

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年代と職歴により、年金の額は違うのだが、おおむねのところということ。

 

20歳から60歳まで40年間、国内で被雇用者として働き続けてきたモデルの場合といえる。

 

制度設計自体が、海外生活など、個人個人が多様化している現在の世界情勢と世界標準には全くそぐわないのである。そのことは置いておいても、60代のご夫婦(今の時代なら現役ど真ん中世代!!)の衣食住が11万円/月なのである。

 

医療費の7万円もはっきり言うと、全然足りない。

高齢になればなるほど、病気の治療費はかさむし、体力の低下から自分でできることが少なくなり、自宅のことや自分のことを外注せざるを得なくなる(これがいわゆる介護ね)

 

 

気になる方は

「年金」「2000万」と検索すればいろいろとヒットするであろう。

 

実際には5000万円あっても、余裕を持って生活するのは不安が残るのである。

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この報告書は政府が握りつぶしたが、得るものはある

 

国会では会期末で、来月に迫る参議院選挙の方が、この報告書よりも大事な問題になっている。

 

はっきり言って相手にされていない。

 

でも、私はそれでいいと思う。

 

この報告書の数字を読み解くにあたっては、

個人個人の置かれた立ち位置により、視界が違い、メッセージが異なるからだ。

 

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見える景色は人により意味が異なる

 

 

とある記事からの転載であるが、

 

今回の報告書では、老後資金準備のためにiDeCoとつみたてNISAの2つのツールが説明されている。何のことはない、実はこの報告書は、iDeCoとつみたてNISAの口座数や稼働数を上げるためのものなのだ。つまり、金融庁には、iDeCoの加入者が年金加入者の1%でしかない実態を改善し、つみたてNISAの稼働を上げ、そして長期・積立・分散投資を浸透させることで、株式市場への資金流入を安定化させ、資産運用マーケットを整備する思惑があるのだ。

 

 

 

今回の報告書は、もともとは政府自体が、年金の破綻を知っていて、自分でためるよう自分で動くよう、警鐘を鳴らすためのものだったのだ。

 

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立場により異なる景色

 

△投資の「と」も知らない人たち

 

これまで必死にためてきたまじめな人たちも含まれるし、逆に何も考えず消費してきた人もいるであろう。 ただ、彼らが唯一頼れた年金制度は、GPIFの10兆円程度の損失も含めてすでに吹っ飛んでいる。

 

支給額も、この失われた20年の間のため、

本邦の経済成長率97%と比して、欧米では300~400%であったことを考えてください。

 

彼らの視点からすると、われわれ日本人の収入は1/4にへったようにみえるのです。

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 インフレによる額面の目減りも激しいです。

 

なので、どれだけ年金額が平均月21万円といっても、本来は今頃4倍の84万円でないといけなかったのが、これだけになったということです。

 

まじめに投資リスク < 預金の安全性  と思っていた人たりは、頭の柔軟性が足りなかったと反省しないといけません。

 

目の前にあることを、信じられない人もかわいそうですが、疑う能力がない人もかわいそうです。

 

 

なにも罪のない人たちの未来は、経済成長のストップとアベノミクスによって、完全に瓦解したということを、素直に認めてください。

そのための今回の2000万円の報告書です。これでも優しく書いているのです。

 

まあ、いまさらiDeCoやNISAではとても余裕のある生活には届かないかもしれませんがね。リスクヘッジの方法を、汗を流しながら学んだ方がいいです。

罪のない=自分で自分のことをしなかった ですよ。

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 △投資を知りつつ進んできた人たちには

 

 

今回の2000万円は別にわかっていたことです。

GPIFのことなど、腹立たしい限りです。しかし被雇用者が強制的に徴収されてきた厚生保険料は、ある意味飼いならされて、痛みを感じにくくなっています。

 

自分で事業をしていたら、身を切る痛みでしょう。

 

やはり可能な限りガードを固めて・・・・

 

 

 

そうは言いたくないです。私は。

 

この20年、経済成長のストップにより、われわれ日本人は、物質的、精神的な豊かさを享受する権利を失ってきました。

 

若者は、職場で飲み会に行くくらいなら、自宅に帰って自炊。お金がないから。将来は不安だから、できるだけ早くに結婚する。または自分一人のことで精いっぱいだから、結婚はできない。子供なんて作っている場合ではない。

 

それが何も考えなくてもいい、生活保護という方法もありますが、

それは特に理由がないのならば、人生という単位での俯瞰からすると、とても残念なことです。

 

人生は何のためにあるのか?豊かさは何なのか?

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投資をしてきて、経済的に逃げ切りが図れそうな方たちでも、いやむしろ成功者ほどいつも考えていることではないでしょうか?

 

 

友人や家族、社会活動、これらにはすべからくお金がかかります。

お金を守るためにこれらを切り捨てることも、未来の切り売りなのです。

 

 

投資を続けつつ、周囲にいる人たちで経済リテラシーの低い人たちを救うという行動を、成功者たちには続けてもらいたいものだと切に願います。

 

 

 

小生は、

たぱぞうさんのブログの信奉者です。

 

www.americakabu.com

 

 

小生が目指す億り人とセミリタイアには

追加投資年間200万が必要とされています。

 

ちなみに金融庁の報告書に沿って、20歳から60歳までで2000万ためるには、月に4万円(年間40万円)必要です。

 

昨年の自分がどういう資産運用をしてきたか、見直しを行いました。

200万円の追加投資ができているのか?

 

金融資産は270万円増えていました(トランプショックを受けた後の価値で)。

総資産の増分が210万程度だったので、おそらく現金収入をすべて投入した+60万円現金から金融に移しただけでしょう。

 

全然ダメですね。

支出がややかさんでいるのと、収入も増やす努力が必要ですね。

 

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専門医という資格は誰のためのものなのか? ひと回りしたら無用の長物と感じた

管理人です。

 

ようやくですが、すったもんだの末に

日本専門医機構認定の「リハビリテーション専門医」の更新手続きが終わり、認定証が送付されてきました。

 

 

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各認定学会の理事長と専門医機構の理事長の連名で発行されています。

いったい誰が責任者なのでしょうか?

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昔は専門医の称号は自分のマイルストーンだと思っていた

 

まだ自分では若手だと思っていますが、実際にはそろそろおっさんになってきています。新しい専攻医にお小言を言っている自分をもしも客観視できるとしたら、おそらく完全なおっっさん上司でしょうね。

 

 

医師は誰もが感じるところだと思いますが、

若い時には、経験もない、自信もない、技術もない。それを虚勢を張って、最前線で医療を行います。

 

だから、多くの若手医師は、本当は恐怖心と戦いながら診察にあたっているわけです。そんな自分を箔付けしてくれるもの

私にとっての専門医は虚勢を張るための道具でした。

 

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逆に患者さん方から自分がどう見られているかを想像すると、明確にわかります。

 

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患者さんの立場からすると、当然ですが。

 

 

間違えることなく、痛いことをせず、パパっと診断して、完璧に迅速に症状と取ってくれる医者がいいんです。

 

 

 

私も仕事なのか、友人や知り合いから頻繁にメールやLINEが入ります。

 

「けがをしたんだけど、南部でいい医者知らない?」

こんなのがしょっちゅうです。

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 評判のいい医者にかかったら、まあ大丈夫だろうと。

 

 

今でもたまに言われます。

「先生は何年目でしょうか?」

「先生が手術をされるのでしょうか?」

 

 

 

 それに効く特効薬 = 専門医の称号  

だったのです。

 

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専門医はとるだけならば難しくないし、持っているから実力のある医者とは言えない

 

小生は自分の成長のマイルストーンのように、関連の専門医を多数取得してきました。

 

 

でも、こんなことに気が付くようになってきました。

 

専門医を持っているからって実力とは全く無縁なんです。

 

だって、専門医試験は、講義を聞いた回数と、資格試験を通ればもらえるんですから。

実力とは無縁に決まります。

 

 

選抜試験ではなく、資格試験。つまり通るようにやっているのです。

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大学受験なら、受験者の中の勝者が選ばれます。

専門医試験は、大体90%前後が通るように合否が出ます。

 

 

どちらのレベルが高いか、だれでもわかりますよね。

 

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また、専門医資格というのの裏側にも気が付くようになりました。

 

単位申請、専門医申請料、更新料などが学会の収入の大部分を占める。

 

学会は専門をもっと認定して、運営資金を獲得したいのが本音です。

退任したとある教授の行動から知ることができました。

 

 

 

むしろ、学会はお金を稼ぐために、どんどん講習会をして、どんどん認定してお金を稼ぎたいのです。

 

これに目を付けたのが専門医機構です。

国のお墨付きをもらっておいて、

各学会に認定に係る雑務をすべて丸投げし、事務的なことなど自分たちはせずにピンハネすることを思いつきます。

 

 

認定料は、専門医機構に入る。認定は自分たちでするから。

認定の雑務は学会がする。機構は詳細何もわからないから。

権限の問題です。役所らしいですね笑

 

 

お題目としては、

「学会に任せておくと、地方の専門医偏在を解消できないから、国の管轄にして、強制的に地方に配置をするために新専門医制度は作られた。」

 

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話がそれました。

 

 

 

小生は結局、専門医資格を4つ取り、どれも指導医になったため、5年ごとの更新は息つく暇がないほど頻繁にやってきて、お金が出ていきます。。。

 

 

でも、専門医を持っているからといって、決して最先端のレベルで治療ができるわけはない。

一番初めに挙げたリハビリテーション専門医でも、脳卒中などの細かいことはさすがにわかりません。試験をパスしたにすぎません。

 

私は自分よりはるかに上のレベルの人間が多数いることを知っているし、簡単な症例では治療できても、複雑な症例では手に負えないのが現状です。

 

 

 

 

あえて言います。

 

 

専門医を持っていることは、「風邪などのありふれた病気をある程度間違わずできる」ということを意味するだけなのです。

 

 

何のために専門医を取ってきたのか?

報酬もなく、維持するメリットがない。。。そう思うようになりました。

 

 

専門医という資格は、患者さんのためにも、取得する医師のためにもならない無用の長物であると断言できます。

 

 

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厚生労働省はさらに余計なこともやってます

 

 

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 >医療法の改正により、ホームページなどは「広告その他の表示」として扱われることとなり、機構専門医としての表示は院内表示、名刺に限られることとなりますので・・・・

 

 

ん??

 

 

 

 

専門医の称号は、「○○美容外科」や電車・バスのクリニックの広告と同じ

客集めの道具として認識されているのです。

 

 

 

また、昨今の働き方改革を逆手に取り、厚生労働省は各都道府県の若手の入門数を制限することとしました。(シーリングという名前で現場では知られています)

 

 

 

地方部に医療関連職を強制配置するために、都市部の門戸を狭める。

私の県では15名で頭打ちになることとなりました。

 

1年で15名しか、整形外科の新たな専門家を増やすことはできない。

 

 

 

専門医を持つことには意味は全くないのに、それを人質にして、新たに未来を夢見ながら研修を開始する若い人たちの働く場所を、田舎に移すことを強制する。

 

 

強制労働。・・・・*1

 

 

やっぱりあほらしいです。。。専門医は無用の長物。まちがいない

 

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*1:+_+