関節リウマチ治療
短期留学の折り返しを過ぎまして、 これから一日一日を大事にしないといけないなと思っています。 ところで、今日は世間一般について思うことを書いてみたいと思いました。 日本では大上司(大ボス)とリラックスして話せない 今朝、カンファレンスに向かう…
先日、破骨細胞Osteocrastの採取を見学しました。 管理人は基礎実験をしたことがなく、それに関する知識も経験も不足しているというのが自分の弱点であると自覚していました。自分を常に新しくしていくには、いつも同じことを繰り返す(≒楽で安定なこと)だ…
今日はまじめな備忘録です。 リウマチ診療はサイトカインの研究とともに格段に進歩しました。 サイトカイン自体は蛋白なので分子生物学の進歩がもたらした結果です。リンパ球を見てみると、胸腺由来のT細胞とか、骨髄のB細胞とかそこがスタート地点です。こ…
管理人です。 以前あえて紙カルテに戻ることによるメリットを感じたことを書きました。 www.orthopaedicrheumatologist.com だんだん全容が見えてきました。 ・以前は完全紙カルテだったが、最近はそれを印刷・保存するようになった ・しかし今でもすべての…
管理人です。 これも備忘録です。 先日かの国では採血が診察の後であることを書きました。 www.orthopaedicrheumatologist.com 私なりにあと採血でもOKな理由を様々に考察していたのですが、 臨床的な理由よりも別の理由で現場は動いているようです。 リウマ…
管理人です。今日もまじめな話です。 自分と自分の同僚の外来のやり方しか知らないので、絶対そうかわからないのですが、 リウマチ外来には特有の受診の流れがあります。 予約の約1時間前に来て採血をしてから受診する なぜそうするのか? 採血の結果は、特…
管理人です。 海外といってもオーストリアしか行ったことがないので、 正しいかどうかがはっきりといえないのですが、 今身近に感じる所感を書きたいと思います。 海外でもアクセス制限はあるもののかわらない 私が行ったのはいわゆる「大学病院」です。基本…
本年もつたないこのブログをご覧いただき、 本当にありがとうございました。 3月にささやかながら始めて、記事の内容には自信がないままに 細々と続けてきました。 ただ、いつも自分の専門分野の調べ物をするときに、 まったく「それらしき細部を解説したサ…
管理人です。 先日外来診療をしていて、久々に首下がり症候群を診ました。 後屈位でこれです 出先でしたので、ある程度の知識はあるものの、一部対処に困ったので、 画像診断の時間の間に、調べてみました。 YAHOOで@首下がり症候群・・・・・ 出ました。 W…
まだ終わってないのですが、、、、 忘れないうちにということで、備忘録を書きます。 Medical University of Viennaです。 最も難関は、Clinical Fellowshipだと思います。 これができればどれでも通ります。 // 必要書類は、 1.Application Form Clinical F…
以前に書いた記事です。 www.orthopaedicrheumatologist.com この時は、手術系の記事でした。 本日は、薬物療法についてです。 EULAR recimmendation2013から、アルゴリズムが掲載されており、 JCRガイドラインもそれを掲載しております。 診療アルゴリズム …
管理人です。 今日は装具治療です。 リウマチ手におけるスワンネック変形とボタン穴変形の矯正は、 作業療法士、特にハンドセラピストとしては花形です。 // 先日はこのような矯正を行いました。 中指・環指のスワンネック変形です。 DIPJが屈曲しているので…
管理人は本当に困っています。 留学先における「宿所」の確保について、 以前から知人を介して知り合いになった方に依頼をしておりました。 斬新なこの発想 笑 夏ごろまでは急いで決める事項もなく、問題はなかったのですが、、、 今のVISA申請の差し迫った…
管理人です。 私のサイトで最も閲覧のあるのが下記の記事です。 www.orthopaedicrheumatologist.com 言葉では書き連ねましたが、イメージがわかないと思いますので、 実写化しました。 // コード スニペットをコピー 下の図は術中写真です。 中央に山のよう…
最近は時間が取れたら、”あとからでも検索で残るように” を心がけて書いています。 関節リウマチにおいて、最大の問題点は炎症です。 炎症はあらゆる事象を引き起こします。 ・骨びらん ・軟骨破壊 ・骨量減少 ・靭帯断裂 ・腱断裂 ・支持機構破綻 // 支持機…
管理人です。 留学に向けての手続きが佳境に近づいてきました。 これまでに本当に苦労を繰り返しています。 www.orthopaedicrheumatologist.com 開始3ヵ月以内しか受け付けない書類がいくつかあります。 10月に入ったので、よーいドンです。 // オーストリア…
管理人です。 ひさびさにリウマチ治療の話を。 リウマチ手関節の評価法 リウマチにおいて、指の罹患は約80%以上ですが、 手関節の罹患もほぼ同程度で、必発の部位です。 複雑な手根骨構造のため、事実上10個くらいの関節の塊と考えてよく、 罹患率は高くな…
最近、アルバイト先で悩まされる症例に出くわしました。 90歳女性、大腿骨頚部骨折術後(人工骨頭挿入術)で、現病歴に関節リウマチがあります。しかも独居で、旦那さんと住んでいた大事な家が離れなれない。 この方が、近医でリウマチ治療をされていたよう…
関節リウマチの指変形で有名なものに、 スワンネック変形やボタン穴変形といわれる変形があります。 これらは標準整形外科学 第13版にも記載されている、いわゆる試験に出る用語です。 今日は少し専門的なことを書きます。 作者: 中村利孝 出版社/メーカー: …
ウィーン留学がようやく進みだしました。 オーストリアという国は、国民性で ギリギリだけどきっちり帳尻を合わせる。 ところが、しんどくもありすごいところでもあります。 でも、本当に町は素敵です。 上のシュテファン大聖堂をはじめ、ヨーロッパ、もとの…
先日、抗CCP抗体について書きました。 陽性になったらほぼアウト と考えられている抗体なので、 とても大事です! // ところでシトルリン化ってなに? 炎症のプロセスでは、タンパクのアルギニン残基にPADを介して、 ビオスチンなどのシトルリン残基に入れ替…
最近リウマチ外科らしからぬ投稿が多かったので、 意外と重要な臨床的な疑問を。 抗CCP抗体とは? ACPAともいわれます。anti-citrullinated protein antibody: ACPA 海外の文献などに触れる機会が多い方では、こちらのほうがなじみが強いのではないでしょう…
管理人は、以前からリウマチ手について持論を展開してきました。 スワンネック変形、ボタン穴変形、尺側偏位・・・ どれも一筋縄ではいきません。 変形が混在した手 異なる変形をまとめて機能評価できる方法は? 現在手の外科領域で最も用いられている方法は…
先日、関節リウマチ患者におけるサルコペニアの知識整理という記事を書きました。 www.orthopaedicrheumatologist.com 記事内では、初歩の話だけ書かせていただきました。 今回はマニアの人向けかもしれません。 慢性炎症における病態 関節リウマチに限らず…
おはようございます。 世間は今日からお盆休みですね。 こんな日に、仕事の考察を投稿する自分って日本人だなと思います。。泣 そして、この投稿がついに、 100記事となりました。 自作自演での祝いですが、喜ばしいです。 お祝いのひまわりのジュレです…
先日、関節リウマチ治療ガイドラインについて書きました。 リハビリテーションのエビデンス不足で、どのような介入がよいかといった 具体的な治療方針についてはガイドラインに未記載です。 There is still paucity in the evidences for rehabilitation, so…
相変わらずニッチな議論の分野ですが、書いてみます。 母指 母指は、他の指と対向します。 橈側外転、掌側外転で示指や中指と物を挟み込みます。 機能の約半分を担っているとされているため、機能障害に直結していると思われます。 固有指 他の4本は、伸展で…
管理人です。 しばらく雑談を載せていました。 今回は診療ガイドラインについて考えてみます。 関節リウマチ診療ガイドライン 2014 作者: 日本リウマチ学会 出版社/メーカー: メディカルレビュー社 発売日: 2014/10/06 メディア: 単行本 この商品を含むブロ…
管理人です。 ここ数か月で、軽度から高度まで幅広い尺側偏位+スワンネック変形 に対するスワンソンインプラントを用いた関節形成術を結構やりました。 その術後で、固有指のPIP関節の伸展が思うようにコントロールできない症例に最近は悩まされています。 …
管理人です。 最近はリウマチ足にも手を出しています。 足においても、高度なリウマチ性病変は健在です。 たとえば、こんな足・・・ むしろ内側に偏位していますよね? 加えてすごい外反母趾。 足と手では表現型にすごい違いです。 なにが違うのか? 尺側偏…