先日、抗CCP抗体について書きました。
陽性になったらほぼアウト と考えられている抗体なので、
とても大事です!
ところでシトルリン化ってなに?
炎症のプロセスでは、タンパクのアルギニン残基にPADを介して、
ビオスチンなどのシトルリン残基に入れ替えられます。
シトルリン化された蛋白は、非自己のタンパクと認識され、
免疫寛容システムに異常をきたし、自己免疫疾患を発症します。
このシトルリン化された蛋白に対する自己個体が産生されたものを、
Anti-citruninated protein antibody(ACPA)といいます。
炎症とはいっても・・・
炎症ってものは、人間の体には必ず起きることです。
なので、やったらめったら起きては困るのです。
実は興味深い研究があります。
関節リウマチ患者の血縁者における、ACPAの発生についての論文です。
詳細については省きますが、
どうも閉経時に一気にACPAが増加するようです。
女性に発症者が多いのもそのためのようです。
新しい治療、予防につながる
といいですね。
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