管理人です。
私のサイトで最も閲覧のあるのが下記の記事です。
www.orthopaedicrheumatologist.com
言葉では書き連ねましたが、イメージがわかないと思いますので、
実写化しました。
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下の図は術中写真です。
中央に山のようにあるのが基節骨の骨頭です。
したがって、PIP関節そのものは、図における中央策付着部のところです。
骨頭の上側、実際には橈側ですが、矢印で示した側索がわかりますでしょうか?
これが下側、尺側にもあり、
骨頭は側索に挟み込まれている、そして遠位は合流部の手前です。
そう、まるで骨頭をボタンとすると、
ボタンが腱(側索)でできた溝の間から、まるでボタンのように顔を出して、
戻らなくなっている(まるでボタンのように)
ということでボタン穴変形といいます。
よくボタンホール変形という人がいますが、
英語ではboutonneire deformityなので、
ボタンホールではありません。
そして骨頭の真ん中、PIP関節の回転中心よりも掌側に
この側索が落ち込んでいるため、側索の伸展力はPIP関節の屈曲力に
なってしまうのです。
VY伸筋腱再建術を行い、側索を回転中心より背側に持ち上げました。
現在ピン固定中ですが、どれくらい良くなるでしょうか?
楽しみです。