管理人です。
今日は装具治療です。
リウマチ手におけるスワンネック変形とボタン穴変形の矯正は、
作業療法士、特にハンドセラピストとしては花形です。
先日はこのような矯正を行いました。
中指・環指のスワンネック変形です。
DIPJが屈曲しているので、もしかするとclass2か3と思います。
側索の短縮が見繕われます。
いわゆるリングスプリントできれいに矯正されていますよね。
これでうまく使えるといいんですが・・・
そうはうまいものではありません。
この写真を見てください。
きちんと屈曲できている?
PIPJは屈曲できていますが、
MPJは???
スワンソンインプラント使用時と同じ動きです。
裏返してみてみましょう。
どちらが機能がいいか、一目瞭然ですよね。
フルグリップは「なし」です。
もちろん、これは即時効果の話ですので、ずっとそうというわけではないです。
スプリントありで、側索のストレッチを十分行い、
intrinsic⇔extrinsicのバランスが整うと、
フルグリップできるようになるかもしれませんが。
また、MPJの脱臼にも注意が必要ですよ。