めきっりと春の装いにウィーンもなりました。
花の都となるのはまさにこれからです、。
これからの時期に帰国の準備を始めているのが残念です。
ケルントナー通りもついに野外でのテラス席が始まりました。
ところで教育論的な記事を少し前に書きました。
www.orthopaedicrheumatologist.com
要旨は、人生というものが生涯学習であるとすれば、小さな経験や学びの構築を、こまめに形にしていく必要がある。あえていえば、毎週ごとに個人サマリーを考えるなどの、「新たな経験」を「小さな結実」にする機会を設けるのがよい。 という内容です。
「何歳まで人は学び続けないければいけないのか?」
というおおきな疑問についてはこの際あえておいておきます。
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前回ラグビーワールドカップで一世を風靡した、五郎丸選手で有名になった
「ルーティン」というものがあります。
五郎丸ポーズをとって、自分の世界に入り込んで、周りの雑音を頭の中から除去する。さらに自分の頭自体が作成する雑念さえも、ルーティンという体を動かす作業を繰り返すことで、頭の中を真っ白の状態にする。そうすれば、頭の働きによるパフォーマンスのブレを最小限にできる。
集中して物事を当たる際には、確かに重要なことです。
これは体を動かすことだけではないように思います。仕事において、業務において、自分との対話さえも制限することで、パフォーマンスを最大限にenhanceする。
いわゆる界王拳状態をつくりだすわけです。
この作業は繰り返し行う、練習をすることによってレベル、徐々に質を上げていくことが道となる業界では非常に有効です。そう○○道てきな。
スポーツ全般、例えば弓道とか、アイススケート、野球、柔道・・・仕事であれば、すし職人、日本食料理人、パイロット、ラーメン店、レーサー、運転手・・・
ラーメン道・・・思い出しました。
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しかし、どんどん表現型を変えながら、学んだ内容から「さらに多様な対応」ができることが求められる業界ではそうはいきません。
弁護士であっても研修医であっても、今学んだことは、すぐに血肉に換えて、次の新たなことを身に着けないと食べていけません。
しかし、同じ「道」の身に固執すると、絶対に先達に勝つことができません。
スポーツであれば先達はいずれ体力の衰えからステージアウトします。しかし知識作業においては、ベテランは時間を経れば経るほど深みを増します。
どの仕事においても、実際に「キャリア」ではなく、「実力」を積んだ 先輩方のすごみは、実際に感じるのではないでしょうか? ← ここ大事
キャリア ≠ 実力 です。
かなわないな~~と思わせるくらいのオーラ、それが実力です。
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では若者(自分は含むのか?)は先達についていくしかないのか?
いわゆる「道」というのは変幻自在ではないでしょうか?
仮に「投資道」があるとすれば、基本的に必要な考え方、仕組みの理解、商品の成り立ちなど、ストラクチャーがありますが、それを理解すればどのような方法をとっても、負けなければいいのです。
ひとより儲けるために投資をしているわけではないのですから。
そう、昔は地主に勝てませんでした。
でも今は債権も株式もとても身近なものになり、かわりにわれわれに身近だった預金はクズ投資対象になりました。レバレッジも利きます。
突き詰めていえば、職業だけではありません。
趣味もそうです。私の大好きな釣りであっても、刻々と変わる時合、タナ、潮の流れなどに合わせて、自分の釣り方を変幻自在に変えていかないと、獲物は手に入りません。
そういう意味では、変幻自在でいることが自分自身を最強に近づけるための唯一のpathであることは間違いなさそうです。
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生涯学習とは、自分自身を変容し続けるための手段・武器であって、自己啓発はより良い自分でいることをやめないためのトリガーと考えるもの良いのではないでしょうか?
今ルーチンで仕事をしてしまっている自分に喝です。
もう周りにあるもので、限られた期間で見れるものは見終わったくらいに思っていた自分にがっかりです。
自己変容を続けるためには、先達にない武器を手に入れるしかありません。あなたはそれとも先達に搾取されながらの安全を選びますか?