リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

友人の父が50歳で早期リタイアをした件 自分が追いつくには果てしない壁が存在する

先日友人のご家庭に、私のところも家族連れで遊びに行きました。

 

友人の自宅へは、中学時に1度、大学時に1度、社会人時に1度、そして家庭持ちになって1度の4回目です。友人の過程自体にうかがうのはもっと多いのですが、ご実家に遊びに行くというまるで小さな催しは、先方のご両親を含めてとなると、1枚ハードルの上のイベントに早変わりになります。

 

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友人のご自宅は、ホームパーティーが常で遊びに来たら1泊が当然という、アッパーなご家庭です。夕食を食べながら談笑し、そのあとも飲んで、泊まって、朝食や昼食までセットというくらいの感じです。

 

 

私の家庭はどちらかというと貧しい会社員の家でしたので、友人の家に泊まりに行くという発想がなく、呼ばれた時に自分の母と先方のお母様が電話で、静かに戦っていたのを思い出しました。

 

 

私の母は貧しい側なので、理由もなくよそ様からほどこしを受けるということが、とても大きな借りを作ることになるという考えでした。それゆえに私の母は、私が遊びに行くのには反対でした。

 

一方、先方のお母様は、子供の友人なので、ホームパーティーに来てみんなで遊ぶというのは、自分の子供にしていることと同じであり、お互いさまというか、気にするほどのことではないという発想でした。

 

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ここに大きな家庭環境の違いがはっきりと映ります。

 

いま、花より男子の続編がテレビドラマでやっています。さしずめ、私が主人公側の家庭環境、友人がC5というところでしょうか? もちろん私の学校は、私立でしたが、学費が公立とさして変わらない(もちろん中学では余分な出費となりますが)学校です。あんなにきらびやかではありません。

 

 

 

庶民感覚を自分が気取るわけではありませんが、人並みに贅沢をするということはいけないことだと教えられてきましたし、今も心の基礎に残っています。

 

またさらに貧乏人特有の、借りを作ったら倍にしてお礼返しが必要である。というところへの怯えが母には会ったのでしょうか? 逆に先方が私の家に来ても、同じようなレベルのものはお返しできない。。。

 

 

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基礎思考が違うのです。余裕が違うといいますか。

 

すでに一定の域に到達したお金持ちと、そこにあがろうとしてあがいている一般庶民では、基礎となる発想が違うのです。

 

とはいえ、今私がよく見るブログの方も始め、別のFPを取った友人といい、一定の領域、Thresholdsを超えるために日々自分磨きを行っているのです。

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でも大事なのはお金持ちになった後

 

今回の友人宅への訪問に話を戻します。

いつもの通り、友人のご両親を含めての夕食会になりました。友人宅は今年の1月から実家敷地内の倉庫にしていた場所を改築し、新しい家を立てて、ご両親がそちらに移り住み、空いた実家に友人が子供を連れて入居しました。子供にとっては、いわゆるスープの冷めない距離の別居であり、10m庭を歩けばご両親に家につきます。

 

ご両親はもうすでに70歳を超えておられました。私が中学生でお会いしたころには、40歳代であったと思われます。以前にもましてご元気で、2日後から2週間のクルーズ旅に出る予定とのことでした。まさに悠々自適。

 

 

一般的にリタイア後余裕のある生活を生涯にわたって過ごすには、3000万円の貯蓄がいるといわれています。しかし彼らは年に何回も海外旅行に行っていますし、今回もクルーズ船です。ピースボートとはわけが違います。さらに自宅敷地内で土地代がいらないとはいえ、一軒新築しています。

 

上物だけでどれだけするのでしょうか?

総大理石造りの玄関、広大なリビング。キッチンだけでワンルームくらいの広さがあります。壁掛けの70インチ液晶テレビ。子供が動画を見れるように、低くして、ネットワークにもつないであります。ゲストルームもあり、2ベッドが用意されていました。天井には、アジアなどで見かける天井扇がついていました。

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きっちりお金を使っています。

次の世代にももちろん家を残しつつ、孫にも自分たちの死後のことを考えて新築したのでしょう。さらに友人は余裕たっぷりで苦労をしていないかというと、そうではなく、大学を卒業後、大手信託銀行に就職し、本店で億単位のお金を動かす仕事につきました。勉強をしながら、経験を積み上げていたのに3年でぱったり信託銀行を辞めてしまいました。

 

そのあと、1年自宅浪人ののち国公立大学医学部に入学したのです。卒業後、着実に経験を積み、実家近くの第一線の病院で小児科をしています。今やスタッフとなり、職業的にも収入的にもさらに安定、いや収入にうるさいのは私のような貧乏人で、もしかすると収入を気にしてないかもしれません

 

ちなみに彼の弟も医師です。

完璧すぎてぐうの音も出ません。。。

 

 

さらに驚愕なのは、彼の父親は50歳でリタイアしたというのです。おいおい、そのころには僕らは中学~高校だったはず、、、、

 

そのあと好きなように遊びながら暮らし、今でもクルージング・・・

スケール感が違います。

 

 

 友人の父のようにしようと思うとあとどれだけ?

 

50歳でリタイアするためにはどれだけの積み増しが必要なのでしょうか?

よくためた額から、必要経費を落とし込んでのシュミレーションは公開されています。

allabout.co.jp

 

これらも大事なのですが、基本的に50歳早期リタイアは年金支給まで逆に持ち出しが増えることからとんでもなく不利です。

 

年金を払い込みながら15年後までそれをもらえない。

それまでに事故などで死んだら全くの泡となります。遺族年金くらいはあるでしょうが。上記記事の3000万円は、定年後自宅を持っているという前提の金額です。

 

早期リタイア、家なしでは、この計算は成り立ちません。住宅ローン払い込み済みかどうかで計算も大きく異なります。

 

ずっと昔に私は試算をして、一億ためるために毎月どうしたらいいかという記事を出しました。全く自分の立てた予定に乗れていません。

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www.orthopaedicrheumatologist.com

 

 

 どうしたら軌道修正できるのか、休みの日にこそ考えないといけませんね。

では。