リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

英語の世代間格差は国単位では明るい材料でも、個人・年代的には時限爆弾になる

管理人です。

今日は教員らしく教育、educationの話です。

 

 

私は今年はじめから海外、特に欧州に短期ながら留学してきて、自分の語学スキルのなさに絶望に近いものを感じていました。

 

とはいえ、自分なりに英会話教室にも5年以上にわたりON-OFFながら通って、自分の職場の中では平均くらいはできるつもりでした。でも現地では討ち死にというよりも、自爆に近い無残な結果でした。

 

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自分よりも年代の上、上司たちでも自分よりもがぜん話せる人間はあまり多くない印象でした。それなりにまあ何とかなるかと思ってた自分が甘かったのです。

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最近の若い世代は意外と英語を話せる?

 

どの年代でもそうですが、ビジネスで必要なこともあったりで、話せる人はとても話せます。なので、年代の平均というのは、ハイレベルの人の割合ではなく、全く経験のない人数の数で決まるということです。

 

 

われわれの世代は、(30,40歳代を指します)英語教育といえば受験英語で、実践ではありませんでしたし、大学進学後もほぼ触れることがないのが現状です。

 

 

ところが、最近の若者は意外と話せるものが多いような気がしました。病院の中で、学生?か研修医?が、海外からの留学生と英語でしゃべりながら構内の案内をしています。英語でのプレゼンテーションで、明らかに発音も流暢さも、上から目線で”指導”をしている教授よりもうまい英語をしゃべる専攻医。

 

あれ?最近はみんな英語を話せるのか??

 

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世界各国の日本のレベルは?

 

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第6回となる2016年調査では、「オランダ」が72.16ポイントでランキング1位を獲得した。2位は「デンマーク」(71.15ポイント)、3位は「スウェーデン」(70.81ポイント)、4位は「ノルウェー」(68.54ポイント)、5位は「フィンランド」(66.61ポイント)と、北ヨーロッパが上位を独占する結果となった。

 

現地に行ってきた人間としても言わせてもらうと、もともと欧州は言語の成り立ち的にも英語が近いうえに、日常から話す機会があふれています。

 

非英語圏に旅行などに行っても明らかですが、現地でも若い世代は結構英語で通じます。また大学生にもなると、1セメスターとか1年という単位で自分の国以外に語学留学します。

 

二度と欧州内で戦争をしないように、各々があ互いに理解しあえるようにということのようです。

 

 

 

でも正直これは欧州内だけなのですが、、、、

 

移民問題の悪化とともに、人種差別的なものも悪化しているようです。

 

なので、英語を話せないなんて、野蛮人みたいな扱いになります。

 

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日本人は、国際的な競争力をつけないと、このまま国力が減退、結果してどんどん物価の上昇、賃金の低下など、じわじわと体力が削られます。

 

今のわれわれが感じている日常生活の焦燥感は、国力の低下に起因するところが多いです。インフレなのに給与が減るという時代にわれわれは生きています。

 

 

日本はそのためにも言語でも追いつかないといけません。

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私が行ったオーストリアは、”高い言語能力”でした。

 

 日本における世代間格差

 

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やはり案の定でした。

 

40歳以上でくくられていますが、

若い世代は英語に触れています。

 

なので、彼らは今は修行中ですが、

10年もたって主力になったころには、われわれ「失われた世代」の人間をすっ飛ばして、海外で活躍することが目に見えています。

 

 

国単位では、

 

今後のこの世代が活躍すれば、国力向上も可能かもしれません。

もしかするとその恩恵で、われわれの老後がちょっとましかもしれません。

ただ世代の人数比で、よっぽど稼いでくれない限り、われわれにお金は回ってきません。

いずれにしても、国単位では未来に向けて猛進中といいましょうか。

英語教育自体の変化が少しづつ花開いていて、私が病院内で目にする結果に至っていると考えます。

 

 

インバウンドで多数来ている外国人観光客に、バイトのお姉ちゃんが外人さんと何の苦も無く英語でやり取りもしています。

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ところが、

個人・年代的には。。。。。

 

 

 これは考えてみてまずいと思いました。

 

10年ほどの余裕しかないのに、

次の世代に追い越されてしまう可能性があるということを意味します!!!

 

 

仕事なども海外とやり取りが必要な主要なポストは独占、、

われわれは時間でお金をもらうタイプの労働しかなくなってしまう。

 

われわれより上の世代は逃げ切りです。どちらにしても年金ですから。

 

 

AIが発達するから言語習得の必要性はないと断言するコメンテーターもいます。

 

 

しかし、言語は文化なのです。他の人が何を考えるかを考えたうえで、相手の気持ちを考慮に入れた「文化的な」会話をできないと、相手にされません。

 

 

そのレベルまで技術が進むのでしょうか?それには何年かかるのでしょうか?

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次の世代のスペックが自分たちを凌駕している可能性があるという、リスクマネージメントをしないと未来がないかもしれません。

 

 

今日は怖い話でした。