リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

Drストレッチはマッサージとは異なり、私の中の強固な壁も乗り越えるくらいいろんなものを柔軟にした?

管理人です。

先日、はじめて前から気になっていた

Dr.ストレッチ に行ってきました。

 

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初回半額チラシ これにひかれてしまいました(笑)

 

 

自分の仕事がメディカルなので、基本的スタンスとして、いわゆるbone setterというものを支持していません。

 

しかしこれはあくまでポジショントークで、いつも患者さんには、

「彼らは有資格者も、無資格者も、そして勉強期間も多種多様で、疾患のことを理解しているとは限らないから、リスクを伴う」ことと、

「事故などの保険で行く際には、bone setterに通って治療を受けていることが理由になり、後遺障害などの認定に影響が出る可能性」を説明し、

整形外科クリニックへの通院を勧めています。

 

 

まあはっきり言うと、後遺障害の認定などでもめた場合、膨大な時間をこちらも要するというリスクを医師サイドは抱えるため、

治療だけ接骨院(接骨院は法律上治療機関ではありません!)が行い、結果残念ながら残った障害に対して、医師が責任とリスクをとるという図式を、好まないというだけです

 

責任をもって見れるのは、治療機関である整形外科クリニックであるという説明になります。当然、診断書などの手続きはすべて行うことができます。(一部第3者行為などの煩雑な手続きを除き)

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行った先の整形外科医院が、どれだけ実際の疼痛緩和策をとれるかは、医院の設備と人材に依存するので、保証はできませんが。

 

 

 

管理人は本当は筋膜や関節由来の症状が馬鹿にならないことは知っている

 

整形外科医にとって、筋や関節の安定性と柔軟性、アライメントは命というくらい重要です。ところが、初めの外傷学を学ぶ段階では、どちらかというと目に見えないこれらの由来の症状ではなく、骨ばかりが目につきます。

 

骨をベースにしか考えられないのです。整形外科医は、これらの症状について考えだすのは8年目くらいからでしょうか?

スポーツ選手のリハビリなど、関節では説明できない症状やアドバイスを求められるようになって初めて、目が向きます。

 

 

実際には、筋・アライメントはとてもとても、日常生活に大事なことを知っています。

ベテランの整形外科医はみな知っています。

 

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むしろ、トレーナーさんとか、理学療法士のほうが、これらの重要性を早くから知っているはずです。アメリカでは、すでにこれが資格として成り立っています。

 

 

ご多分に漏れず、管理人もそうでした。

 

 

厄介なのは、管理人を含めて現在の医師は、運動をする時間がほとんどなく、デスクワークの量がとても多いことにあります。

実は一番自分がポジション的に否定すべき立場で、でも実は有効なことを知っていて、恥じらいの気持ちから自分の治療に時間を当てられないのも整形外科医ではないでしょうか?

 

管理人の下半身と腰、肩は限界を超えて悲鳴を上げていたのです。

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勇気は絞るためにある。経験なくしてかたるなかれ

 

花粉症も併発し、近々のイベントに疲れ果て、子育てと人事考課に疲れ果てていた管理人は、フラフラの状態でした。

 

たまたま、奥さんが子供を連れて外出、私に3時間のプレゼントをくれました。

 

まえから、どこかマッサージにでも行きたいと思っていたが、予約をするほどの勇気も時間的な緻密性も自分に求められず、行けてませんでした。

 

昨年11月からすでに、外来看護師にはマッサージ行きたいとこぼしていたのですが、巷の店に立ち寄っても、予約がないといけないことばかりでした。

 

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商店街をふらっと歩いていると、前から気になっていたDrストレッチが。

マッサージでは本質的には、よくないことを経験上わかっています。ストレッチなどで筋腱移行部への間接的アプローチが必要なことも、はっきりとわかっていました。

 

ふと見ると、先ほどの半額の文字が。

 

店の前でもじもじしながら見ていると、店内からお姉さんが声をかけてきてくれました。もともと興味はあった。しかも今私の体は悲鳴を上げている。

 

「今から予約なしでいけるなら、行きます。」

 

精一杯の勇気。ふりしぼりました。 なんて小さいんだ。*1

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こうして、これまでは禁断だった世界への扉が開きました。

 

 

やってもらえること自体は、そんなに特別なことではありません。

本当に、ストレッチです。

ジムなどで、パーソナルトレーナーが付いた時にやってもらえることとほぼ同じです。

 

ただ、ストレッチの比率がとても高い。

AKAのようなイメージです。詳細は、HPなど見てもらえるとわかりますが、スポーツ選手のための可動域維持、改善を目的としているので、対症療法ではないことも、その理由と思います。

 

 

効果としては、まだまだ分かりません。

案の定、病的なほどの筋緊張の高さを指摘され、営業トークを含めて、継続加療を勧められました。

 

あくまで、営利企業であることを忘れてはいけません。

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費用対効果はどうなのか?

 

初回のみ半額ですが、それ以降は都度支払い、もしくは回数券になるようです。

 

一気に投資する気にはならず、(普段数万の値動きを株式で気にしているのに、ストレッチにドカンと回数券をかうとかできんでしょ笑)

 

3回券。17060円(税込)

 

5800円/回というところでしょうか?

これが高いのか安いのか?

 

 

ちなみに理学療法①は1単位185点です。

全額自費として、同じ60分なら、5550円。 そこから3割負担。まあ、整形外科クリニックなら、理学療法③とすればもっと安い。

 

 

そうです。

決して安くはありません。むしろ高級です。

ストレッチは自分でできる部分もあるにもかかわらず、これを月に何度も投入することは、感覚としてできません。

ぜいたく品を買ったイメージです。

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この手法の付加価値としては、「MLBのトレーナーをしていた山口氏考案の深層筋へアプローチできる手法」と、他社でなければ触れない部分へのアプローチでしょうか?

 

その割に自社運営の学校で、教えまくっています。

 

 

おそらく価格の大部分を「場所代」が占めています。

 

 

でも、一応効果は今のところ感じているし、何より柔軟になったのは、自分自身だと思います。新たな世界での目線ができました。

これもまた成長と思いたい笑

 

*1:+_+