リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

都合の悪いことが発覚した時には積極的な方がいいのか? 吉本闇営業問題から見える示唆

管理人です。

最近の世の中どうかしてるぜ と素直に思っていました。

 

 自分の都合が悪いことは知られなきゃ正義なのか?

 

都合の悪い真実があるとして、それを隠ぺいする。なかったことにする。

解釈のしようといいますか、悪意ある解釈をする、編集する、さりげなく意味をすり替える

そんな現象が、テレビ、新聞を中心に、はびこっています

 

 

 

最も近々では、吉本闇営業問題において、宮迫さんとロンブー亮さんの会見において。

 

問題の核心は、彼らが嘘をついたことではありません。

確かに嘘をつくことはよくないことです。

でも事の核心はこちらにあります。

 

temita.jp

 

 

1、吉本は同じ反社会勢力から会社として正式に仕事受けていたこと

 

2、吉本の株主がテレビ局なので、都合悪い部分はカットされたこと

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おいおい。

心ある人が情報開示とリマインドを残してくれているので、見ることができます。

でも、私は会見が長くて見れなかったので、危うく解釈間違いをするところでした。

 

 

問題は、岡本社長のパワハラとも言えますが、

 

吉本は、自分の社員が反社会的勢力からお金をもらったことを把握し、自分たちの会社にも火の粉が飛ぶことを恐れ、

小さな嘘を口実にして、個人を切り捨てたのです。自分たちのウソを隠すために。

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この現象は、国レベルでもよく見られます。

 

ja.wikipedia.org

 

不都合な真実があるとして、それを隠すための筋書きを作ったり、あえて切り貼りして情報を歪曲したり。

 

この問題では死人さえも出ています。

 

安倍流といいますか、総理の意向という名前の下、

 

権力者が他者との合議を実質的に経ずに、利己的にふるまう。誰かが指摘すると、ばれないために知らんぷりや歪曲。

 

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吉本でもいっしょなのでしょう。

 

例の岡本氏が言い出したことを止めることができない。

個人が暴力で権力で支配する。

権力者の前には、道徳性という言葉は消えてしまう。

 

 

 

あえて言います。

 

日本全国が 安倍化 しています。

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本来は都合の悪いことほど周りとの調和が必要なのでは?

 

 私どもは医療業界にいます。

 

皆様のところと同じく現場ですので、いつもいいことばかり起きるわけではありません。

 

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  • ベストをしていても起きてしまった合併症
  • 気が付かなかった副作用
  • 予期しえなかったエラー
  • 不注意も重なって不幸になった事例
  • 現時点の技術を超えた問題

 

 

もっと簡単な事例で言えば、医師の意見の相違から生まれる齟齬も含まれます。

 

とある病院で患者が受けたギプス治療を、その患者が別の病院に行ったときにそこの医者が否定する。

「前の病院のギプスの巻き方が悪かったので、このような症状になった。」

 

 

後医は名医 という言葉があるくらい、

患者はあとに見た医師をよい医者と思い、前医を否定します。

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 必要なのは、他人の弱さを受け入れること。

 

また医療業界には、金言といいますか、こんなことがもあります。

 

トラブル症例ほど、患者と密に話を正直に語っていくことで、むしろ信頼を得る。

だからこそ、トラブルは大小にかかわらず隠してはいけない。

 

 

都合が悪い時ほど積極的に行けという教えです。

 

 

 

自分はこれまでそのようにふるまってきたつもりです。

 

でも今の権力者が弱者をいじめる構図の社会には通用するのでしょうか?疑問と、いつか自分の首を絞めるのではないかと不安になりました。

 

 

 

吉本に置き換えてみよう

 

 

宮迫さんと亮さんについては、個人の良心と、自分たちが切られて終わりになる構図を許さなかったので、腹をくくって会見を開きました。

 

 

吉本サイドから見るとこうなのではないでしょうか?

 

権力サイドから見た不都合:

 個人の闇営業によるマイナス → 個人のイメージなので、会社はほぼnoDMG

からすると

 会社が闇サイドから金銭を得ていたことを隠していたこと。

 

おそらく長期にわたることで、幕引きができなかったのでしょう。今更会見を開いてあやまれなかった。この時点で積極的に開示していたらどうなっていたのか?

 

企業イメージは一時的に悪化しても、今の状態みたいに、ダウンタウンや明石家さんま、加藤、近藤など、多くの社員を失うことはなかったでしょう。

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おそらく本当は、宮迫らの件が発覚した時に、隠していた事実を開示する。

つまり「会社も実はありました。社員ともども申し訳ありません。」

が正解だったわけです。

それが、権力者が自分だけを守ろうとした結果がこれです。

切れらる方は腹が据わります。  そして会見から会社がピンチに。

 

 

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韓国に置き換えてみよう

 

日本が、重点3品目の輸出の扱いを変えてから、韓国国内では日本批判の記事が絶えません。

 

headlines.yahoo.co.jp

headlines.yahoo.co.jp

 

 韓国は、打つ手がないようで、感情をあおりに来ていますよね。

本当は打つ手がないことを理解しているからこそ、サムスン電子などの企業の役員は日本に来て、事情を聴いたり交渉をしたりと奔走しています。

 

ところが、最も責任者である文大統領は、権力にしがみついて、自分をもま郎とばかりして、実際に行動を起こしません。

自分のプライドなんぼは置いておいて、率直に行動すれば日本人にも伝わるかもしれないのに、まったくもってダメです。

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やっぱり

積極的に開示しに行くという姿勢は有効だといえます。

 

虎穴に入らずんば虎子を得ず ですね。