管理人です。
昨今の事情により、自身の働き方を悩んでいるため、こうなればいいなと思うところを書かせてもらいます。
今の日本の働き方改革は間違っている
上図はとあるサイトからの転載です。
左下の生産性の測定に関して、方法がないといいますか、十分に行われていないことに関しては、私も大いに同意します。
77%が同意というのは、うなづける数字です。
でも、左上の「目的」です。
”生産性の向上”ってなんか納得いかないんです。
確かに半数の同意率です。
でも 働き方改革 という言葉の意味わかっていますか? と思います。
右上の数字、うまくいっている取り組み。
残業時間の削減と、有給消化の促進。
これをみて、今の会社の経営層が思うところの視線が、とんでもなく違う方向を向いていることがはっきりとしています。
職場にいない時間 = 仕事をしていない時間 = 遊んでいる時間
そう思っているのが見え見えです。
今の管理職世代、家のこともすべてほっといて、24時間働けますか世代ですよね?
もとい、24時間働けますかを後輩にさせて、自分たちはあまり働いていなかった世代です。
自分たちが汗を流して働いた人もいると思います。それらの人たちはまだましですが、仕事しか見えない視野ごく狭です。
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今の世代は仕事以外の世界も広くこなす世代
それに比べて、今の30台以下の世代は、携帯電話、インターネット世代です。
ひと昔と異なり、職場や学校以外の人間関係を豊富に持っている。
すなわち価値観の多重性の中でもまれて育っています。
彼らに今の管理職世代の価値観の押し付けは、
まったくもって聞き入れられません。
したがって、
彼らは家庭の中でも奥さん以上に家のことをして、、、、、と職場以外の人間関係を渡り歩けるよう、自分の時間管理をしないといけないんです。
もちろん、残業の減少は大事です。
でも残りの時間で、遊んでいるわけではないんです。
無駄なサービス残業、意味のない会議、ただだべっているだけの立ち話、案件の上司から丸投げ、これらすべて時間の無駄です。
昔の人より現代人の方が時間がないです。
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この本を読んでよくわかりました。
職場で先輩方から聞かされていた”振る舞い方”はいかに間違っていたかを。
本当に必要なのは個人個人の働き方の多様性の許容
ここからが本題です。
無駄の削減は、以下の通り生産性の向上に結果として結びつきます。
一般的には総収入は 生産性 × 労働時間 に思うのですが、
これは残業などが時間給で計算されているためにできる錯覚です。
無駄の削減は、分母の縮小のため、仮に成果が同じであるなら生産性が高くなる。
ところが、現在の日本では残業禁止や時短勤務などを行っても、労働の成果物(ミッション)を削減しません!!
残業禁止が決まってから、職場近くのカフェで夜な夜な仕事する写真の姿。
こんなのが取りざたされる時代です。むしろ個人を追い込んでいます。
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本当に必要なのはミッションの分割発注
個人の生産性は、よっぽど何かがない限り本来変わらないはずです。
1つの労働時間を減らして、マルチに活躍することを求められる現代人には、
「ミッションの分割」つまり分子の縮小しか方法はないのです。
給与生活者にとって、副業ではなく複線化といいますか、週2日の仕事を3つもつとか、2つするとか、取捨選択できるようにする。
例えば自分の話。
週に2日は半日どこかのクリニックで勤務。午後は子供を迎えに行き、塾への送迎。
必要に応じて食事など半分ずつ家庭と仕事を分割。
週に2日は、大学などの研究期間でフルタイム研究に従事。
土日のうちどこか半日は、別の病院で応援診療。
のこり半日は自分の趣味の時間。
それでもあと2日あります。不動産業務や、株の投資などの勉強、実践、読書の時間・・・ 友人とのお出かけ、
やることはいっぱいありますが。
本当はそうしたいんです。
今みたいに週5日フルタイムで、時間外に”自主的”という名目での強制出席の会議、土日のサービスでの勉強会への強制出席。
家で夫業すら満足いきません。こんな姿、子供には見せられません。
こんな働き方、本当に迅速に改革しないといけません。日本は労働から壊れます。
無駄を削減するということは、割り切りが必要です。
では。