リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

ハズキルーペ 最高! 座ってする手術のサポート器具としては、最強かもしれない

管理人です。

先日の手術時のことについてお話しします。

 

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過去の記事からもわかるとおり、小生の専門はリウマチ手外科です。

f:id:orthopaedicrheumatologist:20200206112617p:plain高度リウマチ手

 

このような高度変形をきたした手の機能再建には、とっても大変な努力が必要です。

 

1. 直さないといけない部位が多く、一度に5か所くらい触ることも多い

 → 4-5時間の手術は日常茶飯事

 

2. 厚さ・幅が1ミリ以下の組織の修復をするため、拡大鏡は必須になる

 → 肉眼で見ている助手はさっぱりわからないといわれます

   ほとんど肉眼では助手にならず、むしろ見学者・・・

   (拡大鏡、買えよ!!)

 

3. 立っていると焦点が変わるのと疲れるため、座って一定の距離を保つ

 → 座ってできるのでちょっと楽ができますが、その分術やは小さいです

 

4. ちょっとの方向のずれが大きなミスを起こすため、透視が必須になる

 → 専用の小型イメージはほとんどの病院で買ってくれない

  大型の粗いイメージを目を凝らせて見る

  (老眼の私には拷問!それと、術者の白内障は必発!)

 

5. 術野との距離が近く返り血を浴びやすい

 → 目の防護デバイスがないと感染してしまう

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これまでの自分の手術デバイス

 

お金持ちの方はこんなのを持っています。

 

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手術専用ルーペ

手術用ライト

防護グラス

 

これらがセットになっているものです。

でもこれらは占めて25万円以上・・・・・ 

それとあまりに重くて、載せている鼻が痛くなります

 

それと、何より視野が2センチくらいの広さであり、慣れた方でもあちこち手術部位が移動するとか、視野の角度が変わる際には、目が回りやすいです。

 

とにかく疲れるのです。

 

 

レンズが前に突出しているため、放射線防護はできません。

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 ハズキルーペをつけると 

 

どうなるのでしょうか?ハズキルーペはただの拡大鏡です。

単焦点で、拡大率は3種類あります。

 

良い点:

軽くて、視野が広いです。

目の前30センチくらいの距離はすべて大きくクリアに見えます。

ゴーグルのように覆うので、血しぶきのブロックができます。

視野が一定の場合、疲れが非常に少ない。

ルーペの上から放射線防護メガネが付けられる。 

 

悪い点:

視野が広いので、透視をみるなどの手元以外を見るときに苦労します。

焦点が近いので、消毒や手洗いなどの間は、視界がぼやけてしんどい。

 

 

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イメージとしてはこんな感じです。

拡大率はさすがにサージカルルーペにはかないません。

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特筆すべきはコストパフォーマンス

 

これまで書いてきたことは、Pros. & Cons.というべきものです。

 

ならば、コストも重要です。

 

サージカルルーペ 15万円~

ハズキルーペ 最安価格8000円程度~

 

 


 

 

コストパフォーマンス抜群です。

 

焦点距離がかわらない手術においては、最強です。