コロナショックが広がっています。
ウィルス学的には、日本においても感染拡大していますが、
ヨーロッパやアメリカの方がはるかに勢いを感じます。
経済的には人々の不安が株価にまっすぐに反映します。
全世界同時株安ですが、私は本当はこれは均一の現象ではないと思っています。
株安は同時でも感染は並列で時差がある
もちろん中国が正確な情報を発信しているとの前提ですが、
中国で感染が制圧できているのなら、経済活動は再開されはじめる
はず、です。サプライチェーンの基礎部分が動き出す。
そして中国は活気を取り戻し始める。気を付けるのは他の国からの感染の逆輸入だけ。
株価は全世界連動なので、すぐには元気にならない。
ですが、そろそろ中国は盛り返してくるのではないでしょうか?
むしろ問題は民度の高いヨーロッパやアメリカのいわゆる欧米人ではないでしょうか?
もちろん日本も同じですが、中国と比べて個人主義や個人の権利の制限にはかなりの労力を要する。そのため封じ込めには苦労をする。
明らかにイタリアの感染爆発はやばい感じですし、米国も広すぎる国土のわりにすでに人数が多い。
コロナの災厄には、時差があることを示しています。
日本においても、政府の施策のおかげか、国民性の問題か、中国に近かったおかげか、なんだか感染のペースがはじめの予想より明らかに遅いです。
政府の広報や、オリンピックの開催の件、森友問題の自殺者の話など、はっきりとってへどの出るようなメンツ主義には閉口しますが、
結果として、コロナが遅くなっているのは間違いありません。
遅ければ遅いほど、免疫を持つ回復者の割合が増えるので、延べの感染者は減らすことができる。つまり、医療費を含めた日本社会が受けるダメージを軽減できる。
予想ダメージを勘案したペーパーアセットへの投資
リーマン級とか、ブラックマンデーとか、経済指標の面からの考察ブログは多数拝見しました。
長期投資家としては、ゆっくりと慌てず売らず、買い増しを続けるというのが良いという意見が大半ですし、
逆に、リーマンショックなどでの株回復に5年弱を要したことを勘案して、できるだけ早く現金に戻して、不動産などに形を変えるべきという意見もあります。
私は感染拡大の時差の観点から述べます。
先にも述べたように、まず中国は回復を始めます。
一方、ドイツ銀行など欧州、それから米国、これらはもっと死者がでて、感染拡大の恐怖を味わう可能性は高いと考えます。
連動して株価は下落しますが、実体経済へのダメージは震源地中国、日本の順に軽く、欧州や米国ではかなりのダメージを負うのではないでしょうか?
それは北京でパンダがげっぷをすると、日本では雨が降るというようなプチジョークと同じで、事態の下流ほど影響が大きいためです。
一方、実際に治療に効果のある薬が上がってきています。
当院にも複数のコロナ重症患者がいますが、軽症と比べると日数的に10倍、医療費的に100倍の資金を要します。パニックの引き金にもなります。
重症化リスクを避ける薬が出てきていることが、米国や欧州のダメージを軽減するを私は読みます。
したがって、含み損はすでに200万を超えた私ですが、マインドセットを強く持って、買い進めていこうかと思います。
注目すべきは、高コストになる重症者の数と死者の数です。
感染者の多寡で判断すべきではないと、私の勘は言っています。
自分もかかると思います。
重症化しないように、良く寝て、よく食べて、マインドセットを強く持ちたいとことです。