リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

医療崩壊はすでに第2段階に入っているのを知っているか?看護師に続いて医師も。

 

気になるニュースを見ました。

 

というか、来てしまいました。この時が。

 

すでに首都圏では第2段階に入っていると思われ、私の住んでいる地方でも、第一段階に入っています。

 

戦時中を思い出してください。

 

www3.nhk.or.jp

 

まさに、「学徒動員」です。

 

 

医療はすでに崩壊をしているのです。

コロナを受け入れている病院で、首都圏などの大きな病院では、100人規模の受け入れをしています。

 

100人?

たったそれだけ?毎日100人以上新規患者が出ているやん。って思ったあなた。

 

 

 

自体をもう一段正確に、深く理解をするべきです。

 

なぜ、看護協会のような腰の重い組織が、こんな動きをしたのか。

https://www.nurse.or.jp/up_pdf/20200417100259_f.pdf

 

www.j-cast.com

 

 

 

受け入れ病棟は、はっきりといって地獄です。

自身が死ぬ恐怖におびえながら、感染源に15分おきくらいには接触する。防護具は1週間に一度交換。防具にはびったりと高濃度ウィルス。

 

N95マスクって苦しいけど外すと自分は感染します。もののすう秒で。

だって、病棟で40名のコロナがいれば、重症=レスピは10%の4名。

2時間ごとの吸痰だから、30分ごとに、病棟のあちこちでエアロゾルがのべ15分間程度にわたり発生する。何か些細なトラブルでも、この30分おきはつながってしまい、ずっとエアロゾルを浴び続けることになる。

 

 

 

これはある意味、原発事故の時と同じです。それが、局所でなく、全国で起きている。

 

 

 

 

 

 

看護師さんでも当然、精神を病む方も出るでしょうし、自殺者も出ると思います。

これは医師も同じです。

 

 

冒頭の、学徒動員です。

私のところにも、、、、正直あります。

私も、専門外ですが、初療にあたります。来週から。

 

 

家族に怖くてあえなくなります。

いえ、会いません。迷惑をかけたら精神的に死にたくなるでしょうし。

 

 

 

それから、すでに滅菌ガウンなどの消耗品が底をつきました。

手術は、緊急を除き中止になりました。

 緊急?消化器外科が、これまで臨時手術をしにくかったとのことで、増やしていると聞きましたが、正気ですか? この状況で、コロナ指定病院がすることではありません。 自分のところのことだけでなく、日本全体を見てください。

 

 

つまり、半年から1年待つことができる(≒待たない方がいいけども含む)手術は受けられないし、すでに当院の心臓カテーテルは止まっています。

 

つまり心筋梗塞の危険がある人でも、”いますぐ”以外の方は、爆弾を抱えて待っておけということです。

 

 

これが医療崩壊といわずして何といいましょうか?

 俳優の岡江久美子さんが肺炎で死去 63歳 新型コロナに感染

 

 

すでに最終の箱舟は出てしまいました。

われわれは、自身の体が2年程度どうやっても持つように工夫しないといけません。

 

 

他人事ではないですよ。

 

 

 

 

 

 

そして冒頭の医師の学徒動員。 彼らは社会インフラから外れているので、仮にコロナにかかっても、労災になりません。償いなき、ガダルカナルへの増援です。

 

また30代の最も体力と、知力の伸び盛りです。

その時期の医師を一般人口と同じく、2%が死んだとしましょう。後遺症が残る医師もいるでしょう。どれだけ未来のわれわれをひっ迫するか。

 

 

 

 

とはいえ、悲観的なことばかりは書きたくないのですが、欧米の流れを見ていると、われわれの思索の至らなさと、個人個人が何も考えていないのだなと、いたくらいわからせられます。

 

 

緊急事態宣言前には、欧米諸国にいる日本人たちから、あれだけたくさんの警告、

これは自分たちの3週間前の姿だ。 絶対家にいろ! 大変なことになる!と。

 

いっぱいあったはずです。

 

www.orthopaedicrheumatologist.com

 

 

 

それでも開店するパチンコ店。   経営者は自分を守るために店に来ず。

ウィルスにさらされるのはそれでも店に来たアホな客と従業員。

 

 

 

 

 

 

欧米はすでに、鎮圧に数年かかることを見越して、共存することを想定し始めています。どうすれば長期間にわたる戦いに勝てるのか?

 

CNNニュースを見ればわかります。

美容院に行くときには、何をどうすればいいのか。ニュースレベルでも何曜日に空いていて、服装のレギュレーションまで決まっています。

 

昔留学したオーストリアでは、マスク禁止の国だったのに、今はマスクをしていないと罰則受けるようになり、公共性の高いものも再開されつつあり、自分がコロナと思って行動をとるように教育が始まっています。

 

 

 

日本は、上司や偉い人に判断を投げていませんか?

自分に問いただしてください!