リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

Be early-adapter しぶとく適応する能力ほしい

「自分が言いたいことは、わかってもらえるまで、わかりやすく、ちょっとのことでも繰り返し繰り返し主張するべきである」

私の師匠が、いつも学会で同じ話をすることに対して質問した時に、もらった答えです。学術的には重複投稿ですが、人を説得するという点において、正しいです。

 

そのことを忘れていました。

押しつけや傾いた着想は論外ですが、学説や議論は、戦わせることで磨かれていく。

 

一本書くネタができるまで、、、、といいつつ、更新をサボるのは良くないですね。

普段の気づきを書くように軌道修正します。

 

 

 

ところで、本日はリモート会議です。

 

皆さんご存知のように、オンラインでも会議は結構いける

 

誰もがすでに納得していると思います。ただ上司たちは、やはりいごごちが悪いようです。

 

症例カンファレンスなどは最たるもので、われわれは以前からプレゼン資料を、電子カルテから独立かつ個人情報削除の形で作成してきましたので、渡りに船のはずでした。

 

しかし責任者たちは、責任の所在を理由に対面でオンサイトで行いたがります。

 

一時期「オンラインも検討す」だったのが、実は結論ありきで、実行する気はなかったようです。

「個人情報がもれたらどうする」

「さぼるひとがでてくる」

「通信環境がない人がいる」

「オンラインでのやり方がわからない」

 

できない理由ばかり考える。 

リスクがあるからしないとのこと。

こんな責任者いらねえ。 

 

 

っていうか、こんな組織が日本中どこでもあるんですよね。

それが日本社会の閉塞感と停滞感の一因になっているのは間違いない。

オンラインも広がらない。

 

 

 

でも落合陽一さんはオンライン化でより実力差が広がるといっているよ

 

 Newspicsで落合さんが言っています。

オンライン化で、移動時間が無くなったので、より予定が詰め込めるようになったと。

東大の教授も、京都の自宅にいながら東京の会議に出れると。

 

 

売れっ子はより売れっ子になり、ない人は仕事がなくなる。オンライン化はより格差を広げるのだそうだ。

 

 

 

最近は経済を回しだしたせいで、4-5月の仕事が後ろ倒しにどどっとなだれ込んできていまして、多忙な人も多いのでは?

 

え?忙しくないって?   それは少し焦った方がいいです。

 

 

 

製薬業界の変化は坑道のカナリアか?

 

われわれの業界でも、MRさんの面談希望が増やさはるようになりました。

オンライン講演会なども一日で複数個所で行われています。販売促進の方法が限られてしまったのが原因のようです。

 

アポを取って面会というのが、規制がかかってて、新製品の案内すらできないらしい。

昔のMRさんは足で稼いでいました。

最近のMRさんは、方向性が変わって、だんだん数が減ってきているように見えます。

今回のコロナで、さらに人が減る可能性を考えています。なぜならば、移動時間が減って、どこでも何人にでも同時配信できるようになり、人数がいらなくなるからです。

 

 

オンライン面談も増えました。毎週何件かしている印象です。 

 

われわれ医師も、診察がオンラインで完全に住む日も、少なくてもハイブリッドは遠くない未来でしょう。

 

手術が遠隔でロボットというのは、近未来です。

またナノマシンによる、内部からの修復の方が早いかもしれません。

 

 

医師は内科系から外科系に、ITに侵されるといわれています。

放射線科医は最前線のようです。

 

 

 

MRの淘汰の次はわれわれかも、準備が必要ですね。

 

 

オンラインなどによる環境の変化にも、しぶとく変化していける人が生き残るのは、間違いないでしょう。

persistentからearly-adapterをめざしましょう。