リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

次のリーダーは誰だ!

5/7にフランス大統領選挙、決選投票で中道左派のエマニュエル・ジャン=ミシェル・フレデリック・マクロン(フランス語: Emmanuel Jean-Michel Frédéric Macron, 1977年12月21日 生まれ)氏が勝利しました。

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彼の家族構成が、まず面白い。

奥様が高校時代の国語?(フランス語)の先生で、転校してまで引き離された二人が結婚しているという逸話がある。

夫人には元夫との間の子供が3人いる。またその子供たちが生んだ7人の孫を持つ義理の祖父でもある。

という情報もあり、かなりの太っ腹ということは言える。

なかなか自分の年れが若いことは、特に恋愛市場においては有利な資産と通常は考えて、ふつうは24歳年上を選択しない。

 

そこからもおそらく人物像が見えてくるであろう。また毛沢東思想の信者でもあるらしい。

親EUの立場をとることが公言されているが、これに伴う今後の動向も、思想に関しても考慮をする必要がありそうだ。

 

また、本日行われた韓国の大統領選挙では、

韓国の大統領選挙で、MBCテレビは、革新系で「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が当選確実と報道しました。(TBS系(JNN))

 とのことで、反日を宣言しており、われわれとしてはやりにくい限りです。

どういうコメントを発信するのか、明日の会見が待ち遠しいです。

 

ところで、これら2つの大きな人事については市場は織り込み済みです。

昨日、マーケットは大きく値を上げましたが、これは調子に乗らず利食いされないよう注意がいるのではないでしょうか?

 

現在のマーケットで注意するべきは

北朝鮮の開戦

・安倍首相の進退

・シリア問題

このあたりでしょうか?

日経平均は昨年秋以来の20000円台が見えてきています。

堅調に上がるより前の暴落に気を付けたいものです。

 

 

尺側偏位の完全版取扱説明書(仮)

管理人です。

連休が終わりましたね。5日間の休みは、意外とあっという間で、仕事がたまった割にはあんまり休んでない気がします。。。笑

 

今日は尺側偏位についてです。

 

RAに伴う尺側偏位の原因は枚挙にいとまがないほどあります。

・もともとMP関節は尺側に傾斜して関節面ができている

・橈側側副靭帯は尺側より長く、緩みやすい

・グリップ時には4.5のCM関節は沈下するため横アーチが下がる

 

これらのベースの上にRAの病態が重なります。

・手関節における手根骨の回外と橈側回転で中手部の腱が橈側に向く

・4.5のCMの沈下が顕著になる

・MP関節包が弛緩して基節骨が沈下する

・内在筋腱が炎症と虚血で拘縮する

・手関節中間位でのグリップでは重力で尺側に物の重さのベクトルが向く

・伸筋腱が尺側に脱臼する

 

少なくてもこれくらいはあります。

これらの病態のうち、実際に治療可能なものは限られます。

 

論理的に最も有効なのは、手関節における手根骨アライメントを改善することです。

しかし、症状が指ですので、手関節の手術に同意してくださる方はほとんどいません。

 

外科医は指に対して直接対峙せざるを得ないです。

 

解剖学的要因は直せませんので、実際に治療対象は・・・

 

MP関節の脱臼

伸筋腱の脱臼

内在筋腱の短縮

 

これだけです。

MP関節の脱臼に関しては、基節骨の持ち上げを行うということで、軽度であればWood法、重度となればZancoliの腱固定を追加します。

 

伸筋腱の脱臼には、背側腱膜の縫縮が可能であれば一番です。伸筋腱の半裁腱を使用した制動術も有効です。ただ、これらは支持組織が健在であるときに可能な術式ですので、再発例や高度破壊例ではZancoliの腱固定が適応になります。これは先ほどの脱臼にも有効であり有用な方法です。しかし煩雑なのと、腱の緊張を決めるのがむつかしいという別の問題があります。

 

内在筋腱の短縮に対しては、現在のところ有効な対処方法があまりなく、実際には尺側の腱の切離(切り離す!)がほとんどの症例で行われています。筋腹が小さいので拘縮を起こすと余裕が少ないのでしょう。将来的にはこれを対処する方法を研究しようと思っていますが、現在のところ有効な手段はありません。むしろ高度偏位例では県が短縮しているので、骨短縮をするイメージの術式が選択されることが多いです。

 

文字ばかり書きましたが、教科書代わりになれば幸いです。

アップグレードは適宜行います。

 

#尺側偏位#原因#病態#伸筋腱#内在筋腱#やっぱりリウマチ手はむつかしい

 

ウォーレン氏の売り抜けから思うこと

たぱぞうさんの「バフェット氏がIBM株を売り抜けたことから学ぶこと」を、他の方のブログで紹介されていたので読んでみました。

 

2017年の初めころに、バフェット氏は所有するIBM社の株を1/3程度、約2500万株をおそらく取得時の価格の1.5倍の値段で売り抜けたのだろうという記事です。

 

 

投資について以前少し書きましたが、投資についての理解(ファイナンシャルリテラシー)の量と質が、勝ち負けを大きく左右します

 

投稿の趣旨は、このよう他の大型の売買情報から相対的に自分の銘柄の売り買いを決めるのではなく、自分の資金と精神面とに合致した自分なりのストラテジーをもって挑むべきである。さもないと、売買情報のタイムラグによってやられてしまう

 

誰もが本質的にお金だけを欲しいのではなく、自分の安心安定のために投資を行っていることでしょう。 私も同様です。 将来への備えです。

 

 

さて、このファイナンシャルリテラシーは、どこでどのように身につけたらいいのでしょうか?

 

知識を得る方法は

書物

・講座

・Internet

・実務につく

 

上の三つは、既に誰かが解釈し、発信したものですので、玉石混交というだけでなく、中には釣りのものもあるでしょう。

バフェット氏のように、誰の手垢もついていないところに触れれらる人はどれだけいるのでしょうか?

 

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ここ数年は超長期方針で投資を私は行っています。

逆張りするのであれば、今は待ちなことだけはたしかですね。

 

 

 

パワハラvs.下剋上 世間の構図は400年前と変わらない

お題「楽しみにしているテレビ番組」

 

普段まじめな外科医をしているせいか、世の中の理不尽、いわゆる医療界のパワハラに逢うことがとても多い。一般の企業、特に上場企業でも業務における指揮系統、方針変更などともなうハラスメントは少なからずあると思われるが、企業のトップは通常2,3年交代である。 雨宿りをすれば通り過ぎる。

 

しかし医療業界は、教授というトップが15年程度在位のままという、特異な領域である。末端の一構成員にとっては、どの組に属するかを選ぶことはほぼ人生をかけることであるとっても過言でもない。

 

普段の気持ちを少し軽くしてくれるドラマがある。

www.tbs.co.jp

 

この放送枠は、少し前なら 半沢直樹シリーズ下町ロケットがやっていた枠である。

いわゆる下剋上的な、勧善懲悪的な、悪い上司や不条理を地力に勝る主人公が戦いを挑み、何度やられても、「やられたら、やりかえす。倍返しだ!」なのです。

 

主人公の香坂警部の実力もさることながら、やはり圧巻は小野田 捜査1課長を演じる香川照之の演技力でしょう。

みえみえの三文芝居の嘘をつく場面でも、あふれる演技力で場を飲み込む。掌握する。

ニヒルな表情で、屈折したお家柄と人柄をもつ山田晴彦警部を演じる岡田将生も、悪くはないが、にじみ出る味という点では、歌舞伎俳優とは比べるらくもない。

 

話はそれたが、毎週日曜日を楽しみにしている。

一度ご覧あれ。