リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

リハビリテーション

虫の目がやっぱり面白い オタクのススメ 地域包括ケアの鳥の目は面白くない

管理人です。 学会シーズンが一段落し、臨床に戻っていました。 今日は休日に ”自らの意思”で勉強会に来ております。 日医かかりつけ医医機能研修制度 応用研修会。。。噛みそうな題名ですが、訪問リハビリテーションの算定料の研修と絡むので、将来的な布石…

Drストレッチはマッサージとは異なり、私の中の強固な壁も乗り越えるくらいいろんなものを柔軟にした?

管理人です。 先日、はじめて前から気になっていた Dr.ストレッチ に行ってきました。 初回半額チラシ これにひかれてしまいました(笑) 自分の仕事がメディカルなので、基本的スタンスとして、いわゆるbone setterというものを支持していません。 しかしこれ…

最近は何でもRecommendationになるのな。 EULAR recommendation for PA with iA+OA (iAとOAの運動について)の備忘録

年次が上がるにつれ、目の前の仕事の煩雑さと、自分のやってきた道を進むのが一番楽なので、思わいもよらず同じところを惰性で進んでしまいがちです。 そんな自分を戒めるがごとく、最近は先年のEULAR本会に発表および参加しました。それに伴って、毎号Annal…

関節リウマチのリハビリテーションとは本当は何なのか?

管理人です。 先週リハビリテーション医学会が終わり、世間一般は春の学会の終了と安堵の期間が訪れているはずです。 ところが、いわゆる学術を推し進めることを義務付けられている人間(高プロ職種??)は、夜間の時間を削って、秋の学会や来年への準備を…

2025年問題はもう目の前、次は2040年に向けて 医療<介護

リハビリテーション学会に管理人は来ています。 今年2018年は福岡で開催されています。 福岡はいい街で、食べ物もおいしく、インフラも便利で、住むにはもってこいの町といわれています。ロンブーの敦が移住しようと画策した(!?)くらいです。 いつもの学…

ここまで進んででは、いかにハンドセラピストでも苦労するのか? 伸筋腱脱臼の恐ろしさ

、管理人です。 今日はリハビリのお話。 以前に知っておくべき変形として、とある変形手をご紹介いたしました。 www.orthopaedicrheumatologist.com この時の動画がこれです。 知ってると得するスワンネック変形の特殊形 スワンネックが腱の尺側偏位と脱臼に…

執刀医 vs. リハビリ医 原罪ともいえる解決できない問題が5年後の未来に影響する

私は外科医でもありますが、 同時にリハビリテーション医でもあります。 両方の思考回路・矜持がわかるので、いつも板挟みになります。 対立の構図は以下の通りです。 脳血管障害等に対するリハビリテーションでは、 術式によるリハビリテーション内容への影…

リウマチ手変形に対するリングスプリントの具体例

管理人です。 今日は装具治療です。 リウマチ手におけるスワンネック変形とボタン穴変形の矯正は、 作業療法士、特にハンドセラピストとしては花形です。 // 先日はこのような矯正を行いました。 中指・環指のスワンネック変形です。 DIPJが屈曲しているので…

リハビリテーション総合実施計画書はどういう役割があるのか?ICF分類との関係は?

管理人です。 以前まとめて回復期リハビリテーションについて書きました。 正直、急性期病院にばかり務めてきた自分には、 「なぜ、これだけ回復期が優遇されるのか?」が 理解できませんでした。 それゆえに介護も含めてやや作業的に・事業的になっている点…

イラストよりわかるボタン穴変形の実際の解剖ーー実際の術中写真より the most impressive photograph of boutonniere deformity

管理人です。 私のサイトで最も閲覧のあるのが下記の記事です。 www.orthopaedicrheumatologist.com 言葉では書き連ねましたが、イメージがわかないと思いますので、 実写化しました。 // コード スニペットをコピー 下の図は術中写真です。 中央に山のよう…

リウマチ手人工関節の進化と問題点▼Self Locking Finger Joint system(SLFJ)とpit fallについて

最近は時間が取れたら、”あとからでも検索で残るように” を心がけて書いています。 関節リウマチにおいて、最大の問題点は炎症です。 炎症はあらゆる事象を引き起こします。 ・骨びらん ・軟骨破壊 ・骨量減少 ・靭帯断裂 ・腱断裂 ・支持機構破綻 // 支持機…

リハビリテーションの評価にFIMが不要になるー新しいスケールBMSの紹介ー A new assessment tool, basic movement scale, drives out FIM assessment in the near future

リハビリテーションの世界において、 アメリカ主導で開発された FIM: functional independence measure は、絶対的な守護神といいますか、 逆にいつも片時も離れない小姑のような役割になっています。 回復期リハビリテーションどにいると、 毎日7点満点に振…

90才の高齢リウマチ治療 どうしてますか? 攻めるのか?守るのか? Strategies for elderly patients with RA. Aggressive or defensive?

最近、アルバイト先で悩まされる症例に出くわしました。 90歳女性、大腿骨頚部骨折術後(人工骨頭挿入術)で、現病歴に関節リウマチがあります。しかも独居で、旦那さんと住んでいた大事な家が離れなれない。 この方が、近医でリウマチ治療をされていたよう…

リハビリテーションはもうかるのか?医療法人経営の謎

これまでの投稿で、 回復期リハビリテーションは営利商売である と述べてきました。それに関する記事です。 // 一日単価は45000円 首都圏では現在、回復期リハビリテーション病院が乱立してきています。 これまでの、 療養病床さえもが改築して、または新築…

やっぱりリハビリは高級品であるという自覚を持った方がいい

管理人です。 先日から回復期病棟シリーズです。 www.orthopaedicrheumatologist.com www.orthopaedicrheumatologist.com 投資の練習とばかりに金額勘定しまくってます笑 回復期病棟の入院費は、 一日約45000円です。 これらの中で、復職できるのは約半数で…