リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

関節リウマチ治療

もっと前向きな気持ちで向き合きたいぞ!科研費とやら。 ブログがうまい人に依頼が一番!

例年のこの時期がやってきました。 毎年、鬱っぽい気持ちと後悔、羨望、圧迫と様々なネガティブな気持ち一通りすべて経験する時期です。 もしかすると、ある人にとってはものすごく明るく、前向きな気持ちになるかもしれませんが、少なくても私にとってはそ…

セロネガティブの関節リウマチとは何者なのか? 明らかに異なる臨床像が悩ましい

以前に抗CCP抗体についての記事を書きました。 www.orthopaedicrheumatologist.com 今となっては、ACR/EULAR2010分類基準を用いた関節リウマチの診断に、 抗CCP抗体(ACPA)は欠くことができないほど重要な検査項目となりました。 ところが、この抗CCP抗体や…

最近の尺側偏位矯正手術のあれこれTipsを詰め込んでみた(備忘録再開)

管理人です。 ここのところあまりにも多忙で、更新できていませんでした。 忙しいとはまさに、字のごとく。 心がないので、何も考えていないのです。思索を巡らせることができないのです。 「書くことがないっ!」 思い切って休むとともに、 原点に戻って、…

もしかすると人生の断捨離をすべきタイミングにたどり着いたのかもしれない

管理人です。 今日は自分の中でまだ答えが出ていないことについて、このブログ内に書き出してみることにした。 それは自分の未来の在り様を自分でもわからないということです。 平たく言うと「自分がどうしたいのか」がわからないということです。 迷い自体…

リウマチにおけるボタン穴変形の手術 実所見をもとにした考察

管理人です。 先日はPIP関節の伸展制限、DIP関節の過伸展変形を呈する指変形、、、 いわゆるボタン穴変形の再建術を行いました。 ネットで調べるとこんなのが出てくる www.msdmanuals.com 明野中央病院 :: リウマチによる手足の変形~その予防と手術療法~ …

意外に見逃されやすい伸筋腱脱臼 放置すると筋腹のmyogenic contractionで元通りにならなくなる

管理人です。 しばらく本業の話をできていませんでした。 今日は伸筋腱脱臼についてです。 以前に書きましたが、伸筋腱の障害を比較的診断しやすいのは、 整形外科医 >> リウマチ医 なものです。 リウマチで手は、変形や変性は緩徐に確実に進行しますので…

関節リウマチのリハビリテーションとは本当は何なのか?

管理人です。 先週リハビリテーション医学会が終わり、世間一般は春の学会の終了と安堵の期間が訪れているはずです。 ところが、いわゆる学術を推し進めることを義務付けられている人間(高プロ職種??)は、夜間の時間を削って、秋の学会や来年への準備を…

関節リウマチ再発時の投薬はどうするのがベストなのか? 超早期の対処法

2003年が、日本で初めてリウマチに対する生物学的製剤が承認・発売された年、つまり維新元年とすれば、今年は15周年になります。 発売当初は、免疫抑制効果のあまりの高さに、副作用を定点でモニタリングする目的も含めて全例調査が義務付けられていました。…

EULAR2018見どころ 来年のJCRのトレンド先取り

管理人はアムステルダムです。 観光ではありません。仕事です。#EULAR2018 今回は初めてEULARに参加しました。 以前はAbstractを投稿しても、発表のないポスターに(電子記録のみ)は採用されたことはありましたが、今回はポスター発表の場が与えられました…

何を使っていますか?統合性疾患活動性指標 DAS28, CDAI, SDAI使い分け

管理人は表題について疑問を持ちましたので、調べてみました。 関節リウマチ治療にかかわる人間はみな避けては通れない(?)ものがこの、「統合性疾患活動性指標」です。 いかつい名前ですが、平たく言えばDAS-28、CDAI、SDAIのことです。 英語でいえばcomp…

ここまで進んででは、いかにハンドセラピストでも苦労するのか? 伸筋腱脱臼の恐ろしさ

、管理人です。 今日はリハビリのお話。 以前に知っておくべき変形として、とある変形手をご紹介いたしました。 www.orthopaedicrheumatologist.com この時の動画がこれです。 知ってると得するスワンネック変形の特殊形 スワンネックが腱の尺側偏位と脱臼に…

リウマチ手の進行・悪化は寛解症例でも避けられないのか?人工関節脱臼症例(指関節)からの学び

管理人です。大型連休は休みなようで、実は結構忙しい。 皆さんそんな感じではないでしょうか? 私もご多分に漏れず同様で、家族の行事や面倒見に丸まる日を取られていました。 更新をさぼってしまいました。 今日はリウマチの手術を久々にしました。 MP関節…

新時代のリウマチ診療に向けた研究テーマ(備忘録) これ全部やったら死んでしまう笑

学会が終わり、暦通りの生活にもどりましたので、連休の合間も病院で稼働します。 何事もなければいいのですが笑 ところで先日書いたように、学会は私にとっては同窓会です。 www.orthopaedicrheumatologist.com もちろん日が変わるまで酒を飲みかわしました…

学会とはいかなる意義付けなのか? 自分にとっては同窓会であった件

管理人です。 発表もぼちぼち終え、帰路についています。 各専門職にとって学会とはいかなる意味を持つのでしょうか? ここを知らないと、未来の発展のためにいかなる手も打つことができません。 「学会」といって写真を検索すると、学会上の写真や、個人の…

今年のSmolenの日本リウマチ学会での講演 IL-6(アクテムラ、ケブザラ)への提言まとめ

今年もProf. Smolenが講演に来てくれました。 本当は、3時間ぶっとおしのパネルディスカッションを聞きに行きたかったのですが、後輩の発表の監督があったので、聞きに行けませんでした。 かわりにイブニングセミナーを聞きに行ってきました。 もちろん半分…

リウマチ外科医に未来はあるのか? ー時代の変化に取り残されるのか希少価値が出るのかー

管理人です。 久々に自分の専門分野について。 私はリウマチ医を自認していますが、ベースは整形外科医です。 一般的には海外でリウマチ医というと、Rheumatologistを意味し、それはリウマチ内科のことを言います。 どちらかというと免疫内科的な感じで、SLE…

エジプト人に頭を殴られた気がした。本当に研究の道に進むとはいかなることなのか?

管理人です。残り少なくなった時間を家族サービスに費やしています。 この短い期間は 「日本人にとって留学とは何なのか?~~研究とはいったい何なのか?」 これを意識するためにもらった時間ではなかったかというように思えてきました。 日本の方が留学と…

オーストリアの国民性とかけて日本の武士と説く その答えは?

管理人です。 平日よりも忙しいかもしれない週末を終え、 ついにといいますか、最終週となりました。 正確には来週にも2日間出勤予定ですが、フルにいるのは今週までとなります。 www.orthopaedicrheumatologist.com ちょうどブログを書きだして1年となりま…

欧州と日本のリウマチ診療の違い(中間まとめ) 結局何が違うのか?

管理人です。 研修の期間が残り少なくなってきて、改めて海外(欧州)のリウマチ診療がどのようなものかを考え直してみることにしました。 一般人にとってのrheumatologyについて 欧州では、rheumatologyという名前より、rheuma(ロイマ)という方が通りがい…

日本において大ボスとリラックスして話ができる環境は訪れるのか?

短期留学の折り返しを過ぎまして、 これから一日一日を大事にしないといけないなと思っています。 ところで、今日は世間一般について思うことを書いてみたいと思いました。 日本では大上司(大ボス)とリラックスして話せない 今朝、カンファレンスに向かう…

Osteocrastのマウスからの採取法を見学しました 備忘録的ブログ

先日、破骨細胞Osteocrastの採取を見学しました。 管理人は基礎実験をしたことがなく、それに関する知識も経験も不足しているというのが自分の弱点であると自覚していました。自分を常に新しくしていくには、いつも同じことを繰り返す(≒楽で安定なこと)だ…

FACS下準備① 全血からリンパ球の分離

今日はまじめな備忘録です。 リウマチ診療はサイトカインの研究とともに格段に進歩しました。 サイトカイン自体は蛋白なので分子生物学の進歩がもたらした結果です。リンパ球を見てみると、胸腺由来のT細胞とか、骨髄のB細胞とかそこがスタート地点です。こ…

紙カルテの時代はよかった~ 電子カルテのいいところは「顧客サービス」でしかない 

管理人です。 以前あえて紙カルテに戻ることによるメリットを感じたことを書きました。 www.orthopaedicrheumatologist.com だんだん全容が見えてきました。 ・以前は完全紙カルテだったが、最近はそれを印刷・保存するようになった ・しかし今でもすべての…

ここだけは羨ましい話 日本は職種とライセンスを無視した仕事場が多すぎる

管理人です。 これも備忘録です。 先日かの国では採血が診察の後であることを書きました。 www.orthopaedicrheumatologist.com 私なりにあと採血でもOKな理由を様々に考察していたのですが、 臨床的な理由よりも別の理由で現場は動いているようです。 リウマ…

リウマチ外来の話 ー当日採血が可能でもあえて先にしないはアリなのかー

管理人です。今日もまじめな話です。 自分と自分の同僚の外来のやり方しか知らないので、絶対そうかわからないのですが、 リウマチ外来には特有の受診の流れがあります。 予約の約1時間前に来て採血をしてから受診する なぜそうするのか? 採血の結果は、特…

日本と海外の社会保険の違いによる受診システムの違い

管理人です。 海外といってもオーストリアしか行ったことがないので、 正しいかどうかがはっきりといえないのですが、 今身近に感じる所感を書きたいと思います。 海外でもアクセス制限はあるもののかわらない 私が行ったのはいわゆる「大学病院」です。基本…

本年もご覧いただいた方々への御礼です

本年もつたないこのブログをご覧いただき、 本当にありがとうございました。 3月にささやかながら始めて、記事の内容には自信がないままに 細々と続けてきました。 ただ、いつも自分の専門分野の調べ物をするときに、 まったく「それらしき細部を解説したサ…

「知っトク」 特殊なタイプのスワンネック変形・このタイプを知らないとドツボにはまります

管理人です。 先日外来診療をしていて、久々に首下がり症候群を診ました。 後屈位でこれです 出先でしたので、ある程度の知識はあるものの、一部対処に困ったので、 画像診断の時間の間に、調べてみました。 YAHOOで@首下がり症候群・・・・・ 出ました。 W…

ウィーン医科大学にFellowとしていくための手続き一覧(備忘録)

まだ終わってないのですが、、、、 忘れないうちにということで、備忘録を書きます。 Medical University of Viennaです。 最も難関は、Clinical Fellowshipだと思います。 これができればどれでも通ります。 // 必要書類は、 1.Application Form Clinical F…

関節リウマチ診療ガイドラインのJCR2014版はEULAR recommendation2016の相違点

以前に書いた記事です。 www.orthopaedicrheumatologist.com この時は、手術系の記事でした。 本日は、薬物療法についてです。 EULAR recimmendation2013から、アルゴリズムが掲載されており、 JCRガイドラインもそれを掲載しております。 診療アルゴリズム …