リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

価値観の多様性の受け入れは心の成育の「必須アミノ酸」

気になる記事を見ました。

headlines.yahoo.co.jp

 

記事としてはなかなか、妙なところをついています。

子供の成長だけにとどまらず、現代の日本の社会の問題点のように思います。

 

競争的な環境では市場原理が働くことで、競争に有利は価値観つまり成果主義的な、何でもありな暗黙のルールができます。

したがって、一つのところ暗黙のルールのみを正義とするということはかなり偏った人間になることを意味します。

 

特に男性はこの傾向が強いです。

f:id:orthopaedicrheumatologist:20170607120317j:plain

会社組織などは顕著で、出世のためにはこうなければいけないという、暗黙のハラスメントが常に存在します。

 

指揮系統は重要ですが、上のいうことはなんでも正しいという考え方には、私は強く嫌悪感を抱きます。

 

女性ではそうでもないようです。

自己はもとより、他社の気持ち、考えに対して敏感です。

たまに女性の発言でハッとすることはありませんか?

「あ、あの子の考えていることいややわ~」とか、「あの子頭いいけどずるいよね」とか、少し見ただけで判定してこそっと漏らす、あの一言。。

自分が言われていると思うとぞっとする一言。

 

記事にもありますが、子供も成長のためには、われわれ大人と同じく、多様な価値観に触れてきちんと考えることが重要です。

 

とはいえ、男である私からしたら、そんなに周囲の環境にアンテナを張り巡らせ続けていたら疲れてしまいそうです。自分らしくあることも重要ですので。

ただ、医師の世界をゆがませている、いや政界を含めて日本をゆがませている、長期政権については、もうちょっと、女性の爪の垢を煎じて飲む方がいいと思ってやみません。どんな価値観を持った人がいて、組織の健全な成長、成育のためには、どのようなことが必要か、考え続ける思考力を持ってほしいと思います。

 

10年を超えて教授職をしている人のなかで、まともな人はごく稀ではないでしょうか?

少し言いすぎました。

リウマチ母指変形に対する考え方

学会旅行から帰ってきて、急速に日常の仕事に飲み込まれていっています。

心の洗濯はいつまでもつのでしょうか??

 心の体力は重要です。

 

今日は母指の扱い方についてです。

母指は、指節が他の固有指よりも一つ少なく、CM関節、MP関節、IP関節からなります。

これらのすべてがリウマチの罹患関節です。

すなわち、罹患様式は、(滑膜炎の程度)×(関節の乗数)だけ存在します。

f:id:orthopaedicrheumatologist:20170606201304j:plain

仮に滑膜炎を「なし」、「弱」、「強」に分けると、

3×3×3=27 通りあるということになります。

 

これでは治療にならないので、1984にNalebuffさんが母指の分類を発表しています。

CM関節とMP関節の罹患パターンで6通りに分類しています。

Type I:ボタン穴変形

TypeII:TypeI+母指内転

TypeIII:スワンネック変形

TypeIV:ゲームキーパーズ母指類似MP関節不安定

TypeV:MP関節罹患スワンネック変形

TypeVI:ムチランス変形

 

これでどの変形か分類することで、治療法が決定できます!なんてことはありません。

 

現在は結局局所の状態に合わせて、リウマチ外科医が秘伝のレシピで治療しています。

またこのレシピは各関節の破壊状況で決めます。。。

なんだ、それではType分類の意味ないじゃん!!

 

でも、いま私はそれに適切な解を出せるよう研究しています。

Typeが何で、程度がこうだから、病態はこうなので、この治療法が必要

ここまで、決まる自分の分類を作りたいです。

詳細は、論文を上梓できたら載せますね。

何年かかるかわかりませんが・・・ww

ウィーン最終日の街での過ごし方(備忘録)

管理人です。帰国・・してしまいました。

 

オーストリアは2016年から成田ーウィーンの直行便がなくなり、かならずどこかでトランジットをする必要性があります。

 

そのため、帰国の際の荷物の扱い方には気を付ける必要があります。

f:id:orthopaedicrheumatologist:20170604191153j:plain空港への荷物を持ったままの移動についてです。

主な移動手段

1、Sバーン

2、CAT

3、リムジンバス

 

ツアーの方以外はどれかを選択する必要があります。

どの手段でも、空港まで高々30分(Sバーンはもうすこしかかります)なので、

市中に見どころ満載のウィーンでは、初日などに郊外のシェーンブルン宮殿などに行っておき、最終日にリング内の観光地を残すのがいいでしょう。

もちろん、最終日の残り時間によってある程度は行っておく必要がありますが。

 

最終日を、ホテルに荷物を置くのもいいのですが、一番確実なのはCATです。

f:id:orthopaedicrheumatologist:20170604191739j:plain

Wien Mitte駅から出ています。地下鉄の駅ではLandstrasse駅という別の名前になっていますので、気をつけてください。

 

前日18時から、当日出発の75分前まで、事前チェックインが可能です。

www.cityairporttrain.com

 

これを最も有効に使って、当日朝の飛行機までの時間を有効に使うのはいかがでしょうか? ソーセージやお酒、骨とう品など、気になるものはあらかじめCATで預けておく、また航空券も発券しておく。

またCAT内は、電源もありますし、無料のWiFiもあるので、結構貴重です。

 

なお、ウィーン3日券などの乗車券は観光に必須です。

ただ、セット券でも特に安くならないので、ホテルにチェックインしてから、しっかり整ってから買ってもいいかと思います。

焦って買って、Validationするともったいないですよ。

 

夏のウィーンの定番:ホイリゲ酒場って知っていますか?

オーストリアには国内で有名なブドウの産地、すなわちワインの産地があります。

共和国ですので州があり、それぞれの銘醸があります。

 

アメリカでいう、ワシントン州とか、オレゴン州というかんじでしょうか。

ウィーンにも、至極まっとうな都会ながら、ワイン畑と蔵があります。

それも電車で20分程度といったところです。

 

東京でいえば、中野をすぎて吉祥寺あたりにブドウ畑が広がっているという感じです。

 

その名をホイリゲ(Heurige)といいます。

新しいという意味を持ちます。つまり、ヌーボー的な。

f:id:orthopaedicrheumatologist:20170603054014j:plain

 

こんな開放的な場所で、現地の人たちが楽しんでいます。

料理は、こったものではなく、ショーケースのところに、セルフで買いに行く感じです。ワインはウェイトレス(死語!)に直接注文します。

グラスでも、実はめちゃ大きいです。

f:id:orthopaedicrheumatologist:20170603054620j:plain

この大きさで1杯 3.5€ 480円くらいでしょうか。料理込みで2000円もあれば満腹になります。

新酒なので、軽い感じでぐびぐび行く感じです。

アッと今に酔うので、水はきちんと飲みましょう。

市街地で有名レストランで、ウィナーシュニッチェルばっかり食べてないで、たまにはこういうのもどうですか?

 

ショッテントアSchottentor駅の地下乗り場から、37番か38番の乗ることをお勧めします。地区としてはGrinzingという地区になり、隣はハイリゲンシュタット、いわゆるベートーベンのゆかりの地です。

ベートーベンが住んでいた家も今はホイリゲになっています!

 

ここは要予約です!私は行っても入れませんでした!!