リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

各種投資の遠景から、短期に視野を振り返るとこうなる。正しい投資商品の診方

先日、各NISA、つみたてNISA、iDeCoの話をしました。

 

www.orthopaedicrheumatologist.com

 

サマライズしますと、

NISA

600万 → 680万 13.3%/5年

つみたてNISA

800万 → 980万 22.5%/20年

iDeCo

375万 → 525万 40%/20~35年

 

でした。

 

 

これはでも投入する資金の量と年月が違うので、

本来的には比較は困難でしょう。

 

 

もちろん、利率が最も良いのはiDeCoです

ただし、普段の税率によって変わります。

 

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10年に期間を限定して、

年収400万円程度、つまり月収手取り27-8万程度を想定します。

 

所得税+住民税は20%ってところでしょうか?

 

 

NISAなら月10万円

積み立てNISAなら月3万2000円

iDeCoなら月13000円手元から出ていきます。

 

まあ、NISAは正直きついでしょうが。

NISAなら、5年2サイクルできます。

680+680万 = 1360万/1200万 (13.3%) 

手取りの約1/3を拠出して・・・

13.3/10= 1.33%/手取り1万円

 

積み立てNISAなら、

405万/400万 (1.25%)

1.25/3.2= 0.39%/手取り1万円

 

iDeCoでは、

151万/150万 (0.73%)

0.73/1.3= 0.56%/手取り1万円

 

しかしここに減税が入ります。

15万×20%×10年=30万円

減税に複利は無視しても、

151+30/150万 (20.6%)

20.6/1.3= 15.8%/手取り1万円

 

 

同じ一万円の投資で簡易計算ですが、

ほとんどは減税効果であることが明らかになりました。

 

この伝家の宝刀は、年15万円しかできないのが難点です。

 

 

どちらにしても資金に余裕があれば、

手取り1万円当たりの回収率が少なくても

NISAのほうが4倍高いです。

 

 

世の中の父親の気持ちを母親に伝えるにはどうしたらよいのか?

 

面白い本を久々に見ました。

本というか、ほとんど漫画ですが。

「父」になった戸惑いを描く、ヨシタケシンスケ初の育児マンガ『ヨチヨチ父 とまどう日々』ヨシタケシンスケさんインタビュー

今、最も勢いのある絵本作家のひとり、ヨシタケシンスケさん。

そんなヨシタケさん初となる育児エッセイが出版されました。

 

ぼくが最初の子育てのとき、辛いと感じたことのひとつに「子育ては楽しいものだ、幸せなものだ」という社会の認識に対して、子育てを全然楽しめていない、日々大変だと感じている自分に対する、父親としての自分の不安がありました。でも、そう感じているパパ、ママは少なからずいるんじゃないか。「育児幸せ」「子育て楽しい」という、美しい部分だけではない、「子育てって大変だよね」「育児って、楽しいばかりじゃないよね」という、言いたいけれど言えないところを、表現をうまく変えて伝えることだと思ったんです。

 

僕たち男性の、「妊娠、出産、育児とはこういうものだから、父親はこうでなければいけない」という 世の中の風潮に対する、反感とはいえないまでも、うすら寒い何とも言えない気分というのを書き下したものです。

 

 

はじめの10ページくらいの、はじめの出産時に感じたもの、本当に共感できます。

私たち男は、実際に出てくるまでどうやっても実感とやらは持てません。

 

それなのに、実感と責任をもって父親として振る舞いなさい。。。。

ええ、ええ。振る舞いますよ。いわれなくても。

 

出産時に腰もさするし、おしりもぎゅってしますよ。

やらないとは言ってないじゃない。

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ここから始まる苦悩の旅

立ち会うのが良い父親の鑑?誰が決めたの?って思いながら、代わりにできないので、従うしかないところから始まる僕たちの苦悩。

 

でも本当に、われわれが感じる疎外感・・・・母親には伝わっているのでしょうか?

 

それはもう、大変なのは母親・・・それもわかります。

でも受けるストレスは両親で分け分けなんですよね。

だからって、僕に全部渡さないでもいいじゃない笑

 

そう、小さな気遣いがお互いをいたわれるのに、そんなにイライラしないでよ。

 

思っても言えなかった言葉が満載です。この本。

 

 

ラスト1ページは秀逸です

 

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そう、育児が楽しいなんて幻想です

 

一度ご覧あれ。

牛車腎気丸はリウマチ性サルコペニアにおいても有効なのか?

多忙を極める毎日が続いていて、更新が途絶えがちになります。

 

このブログは備忘録的な部分を兼ねそろえていますので、

学んだことは即座にアップするようにと一念発起しました。

 

今日から、リハビリテーション医学会の秋季集会に初めてお邪魔しています。

www2.convention.co.jp

 

会場は大阪国際会議場、グランキューブです。

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例年より盛況なのか、午前から各会場が満員御礼で入れません。

 

リハビリテーションはレジリエンスを用いた医学である

大阪大学の特任教授、萩原先生はこう言っています。

レジリエンスとは、外的ストレスに対して体が修復をしようと発動させる修復機能のことを言うようです。

 

外的ストレスに対する反応なので、

「きちんとストレスをストレスとして認識する」ところから、

チャレンジ意欲というものがわき、

その末に体の最適性化が得られる。

 

つまり、嫌なことを考えないようにすることは、それなりに自己防衛のためには大事だけれども、あえてストレスに立ち向かうことも必要である。

ということを言っているわけです。

 

その際に生まれる失敗をいたわりあう機構が存在すれば、

得られる結果は何倍にもなるということらしいです。

 クリックすると新しいウィンドウで開きます

つまり、リハビリテーションにおいては、

障害によりできなくなったこと = ストレス 

にきちんと向かい合せ、

訓練を通じていたわりあいながら、

体を最適化するという作業をしていることになります。

 

 もしもそうだとすると、

ロボットを用いたリハビリテーションは、

訓練としては最適化 されていても、リジリエンスは得られない 

ということを意味するのではないでしょうか?

 

つまり効果は限定的・・・ かもしれません。

 

 

ところで漢方は効くのか?

では、リハビリにおいてはどのように漢方を用いるのがいいのでしょうか?

リジリエンスを得る際に生まれる、精神的、身体的ストレスのバランスをとるというために使用するのがよいようです、

 

その一例として、サルコペニアにおける腎虚に対して、

牛車腎気丸を使用するというスタディーでした。

 

老化マウスを使用した実験で、

・筋肉の遅筋化を抑制

・グリコーゲンの再蓄積

・筋繊維の委縮を抑制

 

など様々な効果が得られたようです。

 

また、疼痛系にも働き、TNFαの抑制を介して、疼痛閾値を上げたようです。

 

以上のことから、牛車腎気丸で特許を取得されているようです。

 

リウマチ性疾患でも効くのか?

スタディー自身は非常にシンプルであり、効果もクリアカット、

実臨床でも処方がすぐできる安価な薬剤。

 

確かに試す価値はあるかもしれません。

ただし、健常老齢者と違って、リウマチ性疾患は一筋縄ではいかないように思います。

 

 

もちろん、詳細は言えませんが、

私もリウマチ性疾患におけるサルコペニアと炎症性サイトカイン・マイオカインについての実験を行っています。

それから思うところもあるのです。

炎暑性サイトカインの発現の時間的推移がどうも強くかかわる印象を持っています。

 

これからも研究が楽しみです。

可能ならば、牛車腎気丸は安価なので、場合により私も試してみたいと思います。

 

では。

 


 

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履歴書や業績目録は、本人の性格まで透けて見えるんだって!?

面白い記事を見ました。

gendai.ismedia.jp

 

キャリアコンサルタントの方の意見がふんだんに載っています。

 

経営トップ、あるいは幹部としてのその人物の「いま」は、それまで経てきた職歴(企業歴)の中身の集積で成り立っている。その人のキャリアの歩み、変遷に関する情報は、社会人年数が多くなればなるほど自ずと雄弁にその当人を物語る。

業績目録をきちんと紐解いていけば、その人の仕事に対する姿勢や、遂げてきたこと、遂げてこなかったことがありありと雄弁に語っていることがわかります。

 クリックすると新しいウィンドウで開きます

 

業績は量ではありません、質です。

 

ジョブホッパーは自分の実力が露呈して首を切られる前に、自ら次へ転職する。

どだい1年、2年で、大きな事業を成し遂げるとかプロジェクトを立ち上げPDCAを回して成功フォーマットを創り上げるなどということを完遂することはできない。

 

ここは、まさしく業績から見て取れる。

自分が主体で、システムごと作ってきた際には、

一塊の業績を”チームで”積み重ねる

 

 

同じ仲間たちと、複数の業績を共にする。

 

ところが、業績泥棒は、連名の末端に毎回違うチームでこそって載る。

そして、その数だけを誇りに立ち回ろうとする。

そして苦労していない分実力がないので、自分の業績がない。

 

一流のジョブホッパーは弁が立つのでスタート時期は周囲から見ても(悲しいかな、その会社の社長や経営陣、事業トップなどから見ても)、「お、何かやってくれそうだな」と感じることが少なくない。

しかし、実行力が乏しいため(若手の頃は優秀だったはずが、年齢を経るについて求められる職務の深さや広がりに当人の仕事力が追いつかずのケース、あるいは性格的な怠惰から自分で試行錯誤、苦労することをせずに人にやらせることばかり考えるようになり、結果無能になっているケース)、徐々に周辺にネタバレし始める。

あるいは、自分が置かれた環境が、なんらかよくない状況になりそうだなどの察知力も極めて優れている。

 

また、以下の記載も気になります。

出張中のパリでの前駐日米大使・ケネディ氏との対談で、「都知事に当選してガラスの天井を一つ破ったかな、もう一つ、都議選もパーフェクトな戦いをしてガラスの天井を破ったかなと思ったが、今回の総選挙で鉄の天井があると改めて知りました」と発言。何か、原因が外部にあるようなものの言い方でもある。

一流のジョブホッパーは「他責(他人や外部に責任をなすりつける)」的であることも特徴。投開票直後の「自責」的な発言から一転している感も?

 

小池さんもここまで書かれたらちょっとかわいそうにさえなります。

そして、経歴を曝していることで、性格まで読まれてしまう。。。

 

私も、このブログで正確バレバレかもしれません。泣

 

しかし、大事なことは

自分で苦労してしっかり実力をつけないと、

人生後半にメッキがはがれて失速してしまう

ということだと思いました。

 

 

 

業績目録の診かた

 

上記のキャリアでは、

小池さんの政党サーファー的な部分がたたかれていました。

 

では業績目録ではどこを見るべきなのでしょうか?

 

  • やはり共同著者の散らばりを見るべきだと思います。
  • そして、筆頭がどれだけあるのかです。
  • 2番目の責任著者はある方がいいですが、
  • その時の筆頭著者とのかかわりが一期一会でないかどうか?みます。

 

実力をはかるためは、

その人が「プレゼント」を受けて増やしているか

どうかを見極めて目録を見るべきです。

 

 

履歴書はどうなのか?

履歴書には、志望動機や長所・短所の記載欄もありますので、

業績よりもっと性格が露呈します

 

巷には、どう書けばいいかばかり履歴書に載っています。

ここでどういうことを書こうが、採用担当者には見え見えだと思います。

書いてあることと、面接のときの感じの相違から性格が透けるのです。

 

なので、一番良いのは、自分自身が本当にやっていること、

考えていることをありのままに書くのが良いと思います。

 

 

一番ダメなのは、ありもしないことを書いて自分を大きく見せることです。

 

新社会人のときから嘘を塗り固めることを覚えると、

 

それこそ小池百合子のようになりますよ!!