リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

リハビリテーションはもうかるのか?医療法人経営の謎

これまでの投稿で、

 

回復期リハビリテーションは営利商売である と述べてきました。それに関する記事です。

 

 

 一日単価は45000円

 

首都圏では現在、回復期リハビリテーション病院が乱立してきています。

これまでの、

療養病床さえもが改築して、または新築でできているのです。

 

やはりもうかるということです。

 

リハビリテーションの経費とはどのようなものでしょうか?

器具などは、他の医療器具に比べるとめちゃくちゃ安くて長持ちです。

 

訓練室に500~1000万も投資すれば、

十分なものが用意できます。

 

あとは消耗品です。

 

それと人件費。

 

回復期では、報酬は基本入院費+リハビリ料です。

 

基本入院料は医師、看護師、薬剤費、食費を捻出するのに使います。

 

リハビリ料は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の費用を捻出というか、出来高です。

 

退院時などの発生する加算やチーム医療加算などで、ソーシャルワーカーの費用を捻出します。 加えていえば、内科などの比べて数倍多い文書料。。。。

 

 下に続く

 

 

 

療法士は、担当に対して1日2~3単位、を6名ほど行います。

つまり18単位でしょうか。一日稼ぐのが、40000円くらいでしょうか?

 

40000円×週休2~3日(20日)=80万円

 

月給25万 渡してますか?

社会保険料込みで半分の40万わたしてないでしょう。

 

まるもうけです。

ってことは、基本入院料でも同様ですが、医師の人件費をどれだけに設定するかです。

 

20人持ちなら、25000円×20人=50万 このうち医師の持ち分ですよね。

これは本当にわかりません。

 

これまで行った法人では人件費は75%と聞いていました。

 

看護師も結構 高給取りです。

 

ここは感覚で決めます。

医師の給与は4万/日くらいの印象でしょうか。

社会保険料込みで5万くらいでしょうか?

 

看護師の給与は2万/日くらいでしょうか?

 

 さてさて、ここからは本題の話です。

下に続く

 

 

 

 これまで自分は、急性期ばかり見ていましたので、身体機能の改善を中心としてきました。しかし、回復期は生活帰途の過渡期、生活そのものを対象とします。

 

どうすれば豊かに生活できるかを、大の大人が考える。

そういう側面を持ちます。

 

加齢や認知、がんなど疾患を患った人の最後のとりで。

 

f:id:orthopaedicrheumatologist:20170912234952p:plain

あくまで参考の図です。 

 

 

社会的には本当に意味あることなのですが、

現代のこの景気の社会に呈して、

 

コスト対費用がこれでいいのか?を自問しています。

 

デイサービスなどにおいて、ただただ娯楽と無の時間を過ごさせることに対する

対価は結構な値段になります。

 

社会的な、創造性はゼロです。

しかも質より儲け重視の業者が非常に多い。

 

 

その費用は、まだ直らない疾患に対する研究開発の幅広く行うことの対して、

投資すべきではないでしょうか?

 

未来の日本のためのコストを老人に使ってませんか?

私は気になります。