リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

最も大きな絵を描いた(描かせた)声の大きな人が勝つんだなと思った

管理人です。

絶賛学会シーズンに突入。

毎日、外来より手術よりなにより、一刻も早く目の前のスライド作りや原稿作りの痛みから逃れたくって、パソコンに向かい合っていたいです。

 

ほとんど病気です。加えてまた科研費の時期がやってきました

 

昨年の記事を見て、

 

www.orthopaedicrheumatologist.com

 

 

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一体全体、われわれは何のために仕事をしているのか、わからなくなることもしばしば。  とっくに開業した、同期がうらやましくなる時期です。

 

 

開業したら、

自分のがんばった分=患者のため=自分のため

 

直結するので、生きがいやりがいがありますよね。

 

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組織に属すると、そういう自分はないです。

私よりも会社員の読者の方が、よりその思いは強いのではないでしょうか?

 

やとわれ世界の包含関係

 

一般の方がこの題名でわかりやすいのは、

 

白い巨塔 ではないでしょうか?

 

教授のために、すべての医局員たちはいる。すべてのものは教授のもの。

何でも好きにやってもよい。

 

会社員でいえば、社長の鶴の一声は何よりも重い。

 

 

すべて被雇用人の人権は、包含関係のなかで、先頭に立つ人に所属します。

 

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これは私が嫌いなだけなのですが、これまでの人生で回避選択肢を有効に使用できた経験はありません。

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権力者が大きな絵をかいて、それの業務を服従者に指示して、動かして、成果物は絵を描いた人のもの。責任は服従者の責任。

 

これが現代の権力図です。 昔からもそうだったのかもしれません。

 

 

これは組織の中で、直接圧力が強いため、最も有効に作用します。

 

 

富の再分配は行われません。

日本という国の社会は責任を取らないで成果を取る、

責任者と名をつく者たちに蹂躙されてきたのです。

 

 

seikeigekai.org

 

 

でもこの構造は、何にでも当てはまるようです。

 

 

投資家の先生は、むしろ仕組みを作ったとして尊敬するようです。

仕組みを作るのはとても大変で、成果物は作った人の

確かにそれもわかります。

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 人の能力は2~3倍差があっても、10倍は超えない

 

組織が大きければ大きいほど、上にあがった時の風景は俯瞰像になります。

 

言い換えると、多くの人を一人で動かすことになります。

10名の部下がいれば、10倍の面積を見ることになります。

 

部下に部下がいれば、もっと影響する範囲は大きくなります。

 

 

上に立つ人が優秀であることは間違いないのですが、

私の持論として、人の能力はそんなに変わらないと思っています。

総合力でという点がミソです。

 

 

 頭の回転は個人差があります。

中高時代に怪物を見てきました。私の10倍は速度の速い人がいます。

そんな私でも、自分の組織内ではいい方だといわれることがあります。

 

 

ただ、個人の総合能力は、頭の回転だけではないです。把握力や、鈍感力(笑)、行動力、責任力など、フィールドは広いです。

 

そういう意味では、上司は100名の部下を俯瞰できるほどの能力を持ちえません。

それでも、100名を管理するために、表面だけの管理や、2次管理などの手法を用いて、組織を守るための仕組みが作られています。

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話がそれました。

 

少なくても、同じ医師同士の間では、たとえどこかの大学の教授であっても、能力や貢献度はそんなに差がないはずなのではないでしょうか?

  

 

 

先日、1つの企業出資の臨床研究の依頼が私にありました。

 

 

とある薬剤が、投与された患者さんのADLやQOLをどう改善するのかを調べる研究です。

 

これにかかる費用は、とある製薬会社が出資し、臨床研究に準じるため、企業出資の別会社がこれの管理にあたる。研究責任者は、とある大学の有名な教授でした。

 

2000名を対象に行うとのこと。

逆に言うと、2000名に同薬剤が使われることになります。

2000名分の利益を狙ってのことでしょう。

 

 

研究の、データ収集は依頼された全国の施設のリウマチ医が行います。

時間も彼らが使います。報酬は〇万円とのことです。

 

集められたデータは、統計家が処理することになります。製薬業者からこれも支払われます。

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論文は、代表者関係なく、一部の末端のゴーストさんが書きます。おそらく著者の中のかなり後半に名前が載るはずです。

 

 

で、大きな声を持つ、代表者の人がトップの成果物をとる。

 

この人は普段の発表も、自分の部下に作らせることが知られています。

 

 

うがった見方をします。

性格悪いなと自分でも思いますが、他人に使われるのが至極嫌な性格でして。

 

代表者は、もしかすると絵を描くのも自分でしていないかもしれません。

もしかすると絵は自分で書いたのかもしれません。

 

で、それを製薬会社に企画をさせる。製薬会社は、製剤投与から生まれる利潤と引き換えに、かかる費用を拠出する。その費用は、全体のうち多くが代表者関連にかかる費用として使用される。

 

〇万円の金額の少なさ(1例にかかる時間を考えると、分担者の時間は買いたたかれている!)を考えると、おそらく人件費をかなり抑えていると思われます。

 

 

そして、結果として出てきた結果の所有者は代表者のもの。

 

 

責任者にあたる人間は、絵を書けと指示するだけで、もうかっていく絵図です。

勝ち組ですよね。

ビジネスで成功した人も、仕組みで設けるが、彼らは自分で作ったもの。

これらの人は。。。。多くの人の血でできたもので儲けています。

 

ここらでやめます。

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私は嫌です。

〇万円の報酬を得るために自分の時間を買われ、誰かが楽している絵図は嫌いです。

 

 

 

 

これらの絵図はもっと生物学的製剤が安くなればましになるのでしょうか?

少なくてもオプジーボなども同じ構図がぶら下がっています。

私の知り合いの関係者は、あちこちで講演やなんやと呼ばれまくっています。

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大きな声は、お金を動かし、お金を集める。

単純な仕組みがあるんだなと思いました。

 

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