リウマチ外科医の徒然草

より良く生きるための抜け穴探しのゆる~いブログ

コロナ自粛症候群が増えています 自身の体の変調に注意が必要

管理人です。

 

緊急事態宣言は、関西圏に続いて、首都圏でも来週には解除されそうな勢いになっていますね。

これで少しは経済も回るでしょうか?

経済学的な死を迎える人が少しでも少なくなりますように。

 

f:id:orthopaedicrheumatologist:20200522131120p:plain

引用元は左上に

 

 

 

ところで、本日のお題は「コロナ自粛症候群」です。

 

 

整形外科では、一般病院ではおおむね通常営業が続いてきていましたが、軒並み外来患者数が半分から2/3くらいに落ち込んでいました。

 

大体3月中旬から5月までの2か月間、医療機関は大赤字が続いたものと思います。

 

私の勤める病院でも、手術は急を要するもの以外延期の方針が決まり、手術件数が1週間に3件まで激減、手持無沙汰の医師が増えました。

 

今週に入り、外来がにわかに忙しくなってきました。

 

主訴の多くが、、、、

 

「腰痛」

「肩痛」

「ひざ痛」

 

しかも40歳代から50歳代、それと70歳前後に集中しているのです。

 

40~50歳では、軟骨の減少や、椎間板障害など、そこまで強くないです。

 

器質的なよりも機能的な痛みが明らかに増えているんです。そう、コロナ自粛症候群。

 

 

 

 

 

 

みなさんも3月から5月の連休明けまで、約6週間の自宅軟禁をしたことと思います。

 

その間、ほとんど体を動かさず、手持無沙汰になるので、食べてばかりの方が多かったのではないでしょうか?

忙しかったのは、上の方のレベルの方で、リモートワークでも自分の仕事ができる方たちだけと思います。彼らは、むしろ移動時間が無くなり、Webミーティングが増えたりで忙しくなっていたと思います。

 

 

多くの方は、6週間の”不動”を経験しました。

 

 

人はベッド上安静をしていると、0.5%/日で筋肉が減ります。

さらに宇宙に行くと、その倍の1%/日で筋肉が減ります。

 

 

おそらく今回の「おうちにいよう」は、0.2%/日の筋肉減少を引き起こしたと考えています。

 

動画を見ながら運動とはいっても、しょせん30分までです。ほとんど効果はありません。なんせ、普段は仕事に行ったりで、最低でも10時間は抗重力肢位を取っているわけですから。

 

0.2%×42日間 → 20%以上!!

 

 

 

20%以上の筋力減少と3~5㎏の体重増加が皆さんに生じています。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

 

 

 それゆえの、ひざ痛、肩痛、腰痛です。

 

加えて体重増加により、耐糖能異常、血圧の上昇などから、心筋梗塞や脳卒中が増加することが予想されます

 

 

青壮年期の方は、十分に体の変調に気を付けてください!

自分は、大丈夫と思わないで!

 

 

 

以上、外来患者の変化から感じた違和感をお伝えました。

インフルよりも軽症なんて間違えてますよ  コロナと生きるために必要なのは、覚悟です

いい動画を見つけました。

 

 

日本全体が、これから「コロナと生きる」ということを、集団免疫が獲得できるであろう2年や3年までの間に行うことを決めつつあります。

 

誰もが一度はかかるけど、重症化することもあるよね。

それを我がこととして受け入れることと同義です。

 

 

 

 

重症化した時に、ダメージを最小限にするために自分を守るすべを持つべきです。

 

以下は、排痰の方法を記載した、わかりやすい方法です。

英語なのが少し見にくいですが、わかりやすいので、ぜひ覚えておいてください。

 


Fight COVID-19 pneumonia for better breathing with secretion management techniques

 

 

 

覚悟をして、選択した未来に、光がありますように。

 

 

 

 

 

ちなみに、

以前書きました、美容室に、毛髪量に耐えかねて朝一番で予約していってきました。

 

 

www.orthopaedicrheumatologist.com

 

 

私はコロナ従業者に入るので、できるだけいらんことは言わないようにと言葉を慎んでいます。そのため、他の方の会話がダイレクトに聞こえてきます。

 

 

やれ抗体が1%だの、自営業者の気持ちがわかっていないだの。

気持ち論は個人の範疇なのでいいんです。

 

ただ、加えて出てきた

「インフルでも何万人も死んでいるから、コロナの方が軽いんじゃないん?おかしくない?」

 

 

これだけは断固として、間違いだと断言できます。

 

米国の死者は、実はコロナだったとか、言う可能性がとても高いこと。

それから、医療のコストが違い過ぎて、インフルでも高額なので薬を使用しない人が多いこと。医療をそもそも受けない層が多いことから、比較してはいけないんです!!

 

 

コロナ有症者で、回復された方ならばわかると思います。

むしろ、この言葉を聞いて激怒されると思います。

志村さん、岡江さんなどを、われわれがなぜ失ったのか!

インフルでは失わなかったはずです!

 

 

そこのところ、間違わないでください。

とはいえ、私も暖かい季節にコロナがはやるイメージないんですけどね(笑)

医療崩壊はすでに第2段階に入っているのを知っているか?看護師に続いて医師も。

 

気になるニュースを見ました。

 

というか、来てしまいました。この時が。

 

すでに首都圏では第2段階に入っていると思われ、私の住んでいる地方でも、第一段階に入っています。

 

戦時中を思い出してください。

 

www3.nhk.or.jp

 

まさに、「学徒動員」です。

 

 

医療はすでに崩壊をしているのです。

コロナを受け入れている病院で、首都圏などの大きな病院では、100人規模の受け入れをしています。

 

100人?

たったそれだけ?毎日100人以上新規患者が出ているやん。って思ったあなた。

 

 

 

自体をもう一段正確に、深く理解をするべきです。

 

なぜ、看護協会のような腰の重い組織が、こんな動きをしたのか。

https://www.nurse.or.jp/up_pdf/20200417100259_f.pdf

 

www.j-cast.com

 

 

 

受け入れ病棟は、はっきりといって地獄です。

自身が死ぬ恐怖におびえながら、感染源に15分おきくらいには接触する。防護具は1週間に一度交換。防具にはびったりと高濃度ウィルス。

 

N95マスクって苦しいけど外すと自分は感染します。もののすう秒で。

だって、病棟で40名のコロナがいれば、重症=レスピは10%の4名。

2時間ごとの吸痰だから、30分ごとに、病棟のあちこちでエアロゾルがのべ15分間程度にわたり発生する。何か些細なトラブルでも、この30分おきはつながってしまい、ずっとエアロゾルを浴び続けることになる。

 

 

 

これはある意味、原発事故の時と同じです。それが、局所でなく、全国で起きている。

 

 

 

 

 

 

看護師さんでも当然、精神を病む方も出るでしょうし、自殺者も出ると思います。

これは医師も同じです。

 

 

冒頭の、学徒動員です。

私のところにも、、、、正直あります。

私も、専門外ですが、初療にあたります。来週から。

 

 

家族に怖くてあえなくなります。

いえ、会いません。迷惑をかけたら精神的に死にたくなるでしょうし。

 

 

 

それから、すでに滅菌ガウンなどの消耗品が底をつきました。

手術は、緊急を除き中止になりました。

 緊急?消化器外科が、これまで臨時手術をしにくかったとのことで、増やしていると聞きましたが、正気ですか? この状況で、コロナ指定病院がすることではありません。 自分のところのことだけでなく、日本全体を見てください。

 

 

つまり、半年から1年待つことができる(≒待たない方がいいけども含む)手術は受けられないし、すでに当院の心臓カテーテルは止まっています。

 

つまり心筋梗塞の危険がある人でも、”いますぐ”以外の方は、爆弾を抱えて待っておけということです。

 

 

これが医療崩壊といわずして何といいましょうか?

 俳優の岡江久美子さんが肺炎で死去 63歳 新型コロナに感染

 

 

すでに最終の箱舟は出てしまいました。

われわれは、自身の体が2年程度どうやっても持つように工夫しないといけません。

 

 

他人事ではないですよ。

 

 

 

 

 

 

そして冒頭の医師の学徒動員。 彼らは社会インフラから外れているので、仮にコロナにかかっても、労災になりません。償いなき、ガダルカナルへの増援です。

 

また30代の最も体力と、知力の伸び盛りです。

その時期の医師を一般人口と同じく、2%が死んだとしましょう。後遺症が残る医師もいるでしょう。どれだけ未来のわれわれをひっ迫するか。

 

 

 

 

とはいえ、悲観的なことばかりは書きたくないのですが、欧米の流れを見ていると、われわれの思索の至らなさと、個人個人が何も考えていないのだなと、いたくらいわからせられます。

 

 

緊急事態宣言前には、欧米諸国にいる日本人たちから、あれだけたくさんの警告、

これは自分たちの3週間前の姿だ。 絶対家にいろ! 大変なことになる!と。

 

いっぱいあったはずです。

 

www.orthopaedicrheumatologist.com

 

 

 

それでも開店するパチンコ店。   経営者は自分を守るために店に来ず。

ウィルスにさらされるのはそれでも店に来たアホな客と従業員。

 

 

 

 

 

 

欧米はすでに、鎮圧に数年かかることを見越して、共存することを想定し始めています。どうすれば長期間にわたる戦いに勝てるのか?

 

CNNニュースを見ればわかります。

美容院に行くときには、何をどうすればいいのか。ニュースレベルでも何曜日に空いていて、服装のレギュレーションまで決まっています。

 

昔留学したオーストリアでは、マスク禁止の国だったのに、今はマスクをしていないと罰則受けるようになり、公共性の高いものも再開されつつあり、自分がコロナと思って行動をとるように教育が始まっています。

 

 

 

日本は、上司や偉い人に判断を投げていませんか?

自分に問いただしてください!

 

 

 

 

 

 

 

ハードアセット投資の開始時期・条件についての見直しを始めました。 こちらもパラダイムシフト

管理人です。

 

 

最近はリモートワークが増えている方が多いのです。

それらの方の中には、

先行きの不透明さに、自己防衛本能で資産整理を進めている方も多いと思います。

 

 

というのも、

不動産関連のメール配信が明らかにここ最近増えているように思うからです。

 

 

しかも、売り急いでいる雰囲気です。

 

 

 

法人などが多いのかと思っていたんですが、個人の方の資産整理で、希望売価を20%下げて再案内。。。みたいなのも含まれるようになりました。

それとか普段は出ない商業地域。

 

これもコロナの影響なのでしょうか? ここ5年の不動産投資の窓が閉じていた雰囲気が、危ういバランスの高値維持が、音もなく崩れている気がします

 

言い換えると、投資のパラダイムシフトも、健康のパラダイムシフトと同時におきているとも言えます。

不動産投資ローンの借り換え、あなたはするべき?】半数近くが借り換え ...

 

 

 

上図は、とあるところから引用した資料です。

 

右側の老後資産形成という側面は、かぼちゃの馬車事件で有名になりましたね。

その先に何を目指すかというぶれない軸がないと、間違った手法に引っ掛かります。

 

資産形成の盾と矛

 

 

チャンスの窓が閉じていた、ここ10年に関して、ハードアセットの不動産投資は全く相手にしていませんでした。基本スタンスは流動性も含めてペーパーにアセットにおいてまして、不動産をするにしてもREITと決めていました。

 

 

投資資金が流動性を持ったまま、一定の利益率で回り続ける。しかもメンテナンスが基本的に不要なので、時間的コストが少ない

 

 

ペーパーアセットの圧勝です。

忙しい勤務医にとっても、手間が少ない、実現可能な良い手法と思います。

 

 

万能の矛と言ってもよいかと。

収入の増加に働く武器です。

 

 

でも忘れていませんか?守備を。

スポーツ選手でも、何億円プレーヤーでも破産します。

支出の管理をしないといけない、守備なしでは破滅します。

 

支出を減らす方法のパラダイムを組みなおすことをお勧めしています。

矛盾

 

盾を新調しましょう!

 

投資の観点からは、節税の視点が必要ということが言いたいのです。

勤務医の私としては、事業所得=不動産ハードアセットなのです。

 

 

 

 

自分の税支出を見直してみる

 

本年度から、給与所得控除の見直しが始まりました。

影響は次の確定申告からです。

 

financial-field.com

 

 

勤務医はもれなく増税です。

 

増税の流れは激しいもので、自分の確定申告書を見ていて思いましたが、

収入が最も多かったのは、13年前の、前の前の前の前の勤務先の時でした。

 

 

額面は今の1.5倍あります。

独身でしたが、税額は今と同程度でした。

 

 

 

 

 

コロナショックがこれにさらに踏み込んできます。

盾を強化しないと、どれだけ時間をかけた仕組みも穴だらけになります。

 

 

支出を減らすために、給与と相殺して、某ソフトバンクグループほどに、手取りを少なくするのが良いということです。

あくまで私の意見ですが。

 

いままで見向きもされなかったハードアセットとその運営、実体経済に再参入するのはどうかという意見です。

 

ヒトと逆のことをするのが、成功への近道。

 

 

 

 

今日はいったんここまでにしていただいて。

 

では。