管理人です。
ここ1週間ほど、思考が追いつかないほど多忙で、それに伴い更新も全くできていませんでした。いまもそれらが終了したわけではないのですが、、
忙しいととんでもないことが起こるもので、、、、、
公的行事のダブルブッキングをしてしまいました。しかも、決まってから1月間気がつかなかったのです。まあ、気がついていたらその時点でもちろん対応するのですが。
忙しくしていると、注意力散漫になります。やらないといけないことで頭が占拠されてしまっていて、普段なら残している余力まで使ってしまっていると、ふとした危険性など余力部分が気がついてくれるはずのことがスルーされてしまいます。
この危険性は、世の中のお仕事をされている方ならば誰もがご存じで、当たり前のことでしょうが、数年に一度やってしまいます。
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第1の公式行事
昨年冬から準備していたもので、今年の1月頃には決まっていました。国際学会への参加です。自分は筆頭演者であることに意義を置いていますので、いつもなら発表者です。しかし今回たまたま、教え子の大学院生の発表の指導・同行でした。
1週間パリで勉強をできるということで、演題の用意だけでなく、他にも観光を含めて気合が入っていました。ワインも大好きですし、最高のシチュエーションです。
国際学会の参加は、国内とはわけが違います。
参加料も基本10万円ですし、飛行機も15万からですし、宿も10万近くかかります。
自腹で行くには涙がちょちょ切れる内容です。しかも英語もしゃべれないし・・・
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第2の公式行事
これも重要な仕事です。3月末までウィーンにいて、4月から帰国して早々に舞い込んできた話です。いわば教授からの仕事であり、公的な講演会での前座を依頼されました。業務本体ではないのですが、状況的には私は断れる状態にありません。
正直準備にかける時間は100時間を下りませんので、前座におけるほんの少しの報酬などは、時給換算でマクドのアルバイトにも劣ります。しかも業績にも何にもならないのに、レクチャーなので、クオリティだけは高くないといけません。学会より。
私的にならば、まったく受ける理由のない仕事ですが、依頼元の問題から受けざるを得ない仕事です。断れる人はいないのではないでしょうか?ボランティアと考えるのが最も良い心の置きどころです。
なので、7月とまでは聞いていましたが、しっかりした日程を確認することなく、わかりましたと答えていました。これが4月末ごろです。
この時点で恐怖のダブルブッキングは始まって、水面下で進んでいたことになります。
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なぜ気づいたのか?
これはまさにたまたまです。
最近体も疲れますが、頭の疲労がそれを上回るため、床についても頭の回転が落ちてくるまで寝れないのです。
こういう時にお酒は禁忌です。
頭は動いたまま、体も代謝に大慌てのまま、酒で意識だけ飛ばすのです。
当然翌日のダメージは計り知れません。
なので私は、疲れた日は飲みません。昨日も無酒で寝ました。
いつものように頭が回って、いろんな事項が浮かんでは消えていきます。。。。スライドの直しを明日しないとな。そういえば、例の件はどうなったっけ?などと、走馬灯のように頭は意思に判して回る。。。
皆さんもそんな感じでしょうか?
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ふと、その際大学院の教え子のスライドを指導しないとな・・・と思ったところで、あれ?と気がつきました。教え子のスライド修正にかかる日にちを計算に入れておかないとひどいことになることが多いです。
彼の発表日が、、、いつで。僕の依頼仕事の発表日が、、、、
(。´・ω・)ん?
自分の発表日はパリにいるはずでは?!?
本当に慌てました。
飲み会のダブルブッキングとはわけが違います。どっちも公式行事。。。
近いなら梯子できる。。。パリやし。
どちらかの公式行事をパスせざるを得ません。
ある意味パワーバランスで、第2行事が優先されました。
大学院さん、ごめんね。。。いつか埋め合わす・・・
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なぜこのブッキングミスが起きたのか?
はじめに言います。
最も悪いのは私です。それは間違いありません。
でも、こういう1回の事故の前には10回のインシデントがあり、その前に100回の種があるということはよくわかっています。
これが起きる原因を個人の確認不足と安易に断じることなく、なぜそうなるのか、元の原因を精査することが未来へつながります。
100個の種をなくすことが大事です。精神論では改善は得られません。システムです。大事なのは
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1、上司からの仕事依頼でもアバウトでは即答しない
あえて他人から行きます。上司は悪い人ではないのですが、高度に社会的な人で、冗談が通じにくく、隙も出さないので、本音がわからない人です。社会的であることから、頼みにくい仕事はぼやかして来られます。
今回も依頼時には、日時を確認しなかった私が悪いのですが、「7月の」・・・というアバウトなオファーでした。なのに即答してしまった。
まず、ここが間違いです。
アバウトなオファーは即答しない!
これを徹底する必要があります。
もちろん企画段階の仕事もあるでしょうし、きっちり決まってないことも来るでしょう。その場合でも、こちらのスケジュールを伝えて、「保留・前向きに考慮」にとどめるべきです。
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2、現在の自分の仕事の依頼系統が2倍ある
次はシステムです。
これまでは安易に受けても大丈夫なことが多かったです。というのも、公的な仕事の依頼は、自分の所属から発生するため、これとぶつかる仕事がある可能性はほぼ皆無であったからです。
ところが、諸事情で、リウマチ医にかかわらずリハビリ医として現在勤務をしております。そのため、依頼系統というか、従うべきタイムラインが2つ存在するのです。
5月以降、それで確かに結構多忙なのとかつ、危ない目を見てきていました。会議が重なったり、業務がバッティングしたり。
そこをインシデントとして認識できていれば、すでに事案は4月に起こっていたので、避けることが難しかったかもしれませんが、早期に気が付けたはずです。
タイムライン2重に関する、管理方法が必要です。
これに関しては、今のところ考えがまとまっていません。
完全に真ん中に立って、すべての業務を自分で取捨選択決定するのか、それともどちらかの主軸を決定して、それを中心に決定しておき、副軸は行ける範囲と割り切る。
片脚立位か両脚立位か。
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とはいえ、
2重支配を受けるのは人間の臓器にもあります。
一方からは自動的に支配され、無意識に行われる。もう一方は意識的に行われる。筋肉なんてのもそんな感じでしょうか?
これを参考に構築できないかなと思っております。
ただもう少し時間が必要です。
しかし今できることといて、
次の事故が起きないように、スケジュールの点検から始めます。
では。