管理人です。
今日は、投資関連です。
日本では、1都3県に緊急事態宣言が出されたその日に、株価が600円近く上がるという奇妙なことが起きています。
普通に考えると、なぜそんな悲観的な日に、まるで好材料かのように株価が上がるのか、すなわち企業の価値が上がるのか?
皆さんは、疑問に思いませんか?
空前の金余り現象?
題名を書いていて、自分でもおかしいと思います。
優良投資先を失った多額の資金が、株式市場に流れ込んでいるため、株価が上がる。そういう説明も成り立ちます。
上のサイトにあるように、日銀が後先構わず金を刷って、ETFを買っている。
それも真実と思います。
実際、主要銘柄の上昇率と、日経平均の上昇率が合わない奇妙な日が続きます。
日銀のETF買いにて、実質上主要企業の大株主は国家になってしまいました。
しかし、国家自体は価値を生み出す存在ではありません。
ということは、これが何を意味するのか?
投資の根源はなんだったのか?見直す必要がある。
たまに、おおぶねシリーズの投資最高責任者の、奥野さんが解説する番組を見ます。NewsPicks内の記事なので、冒頭15分くらいしか無料では見れませんが、投資の基本という部分を言葉で聞くことができます。
投資は企業のオーナーになるという行為という基本を忘れない。それだけです。
自分がオーナーになるとしたら、こうしたらよくなる、もうかる。社会に還元できる。その部分を、投資対象の企業に見ることができたら、応援する価値がある。
ただそれだけなんです。
株価の上下に一喜一憂するのは投資ではなく投機です。
つまり、インデックス投資が全盛ですが、リスク分散とともに、投資先の企業の価値を見るという基礎も分散してしまって、結局投機的な位置づけになってしまっています。 とくにパッシブファンドではそのきらいが強い。
ということは現在の株価高値は何なのか?
株価は、その企業が生み出せる収益や将来性を加味した価値のはずです。
なので、配当が収益から支払われる。 だってオーナーなんだから。
このコロナの緊急事態宣言下で企業価値が史上最高?!
そんなわけがない。
むしろ日銀によって配られる実態のないお金により、空前のインフレが進む予兆です。だって霞から霞を作って、見える蜃気楼が株価高値なのですから。
収入複線化より転記
真実はそのように思います。
ただ、日本円で給与であり、収益を上げているわれわれには、日本円の価値下落を避けるすべがないのが実情です。
当然、われわれに給与や配当を支払う企業の収入も、額面上は変わらなくても価値が下落しています。戦後のように、貨幣価値はがっちゃんと、上に合わせるようになるのでしょうか? 政府に関係なく動かせるお金の確保は重要そうですね。
では。