管理人です。
奥さんがとある企業に勤めていまして、社内で購読している雑誌
「日経ビジネス」にこんな記事があったというのです。
最近よく口にするので、会社からこっそり借りて帰ってきてくれました。
それを読破した印象を述べます。
ベストな人生とは幸福を感じることとおなじである
日本の世界幸福度ランキングが地に堕ちている。
トップがノルウェー、フィンランドあたり、毎年入れ替わっている。
日本は51位。
参考サイト
中国が79位なので、それよりはましなものの、ロシアの49位にさえ負けている。
社会主義国・管理社会などとわれわれの日本の社会は同等になっているということを意味する。
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幸福度を測る指標としては1人当たり実質国内総生産(GDP)のほか、他者への寛容さや健康寿命、頼れる相手がいること、人生を選択する自由、汚職のない社会などが挙げられる。
今年の報告書では、1日のうち多くの時間を過ごす職場での幸福度にも焦点を当てた。豊かな国で不幸せと感じる最大の原因は「心の病」と指摘するなど、幸福度のほかの要因についても検討している。
上の引用部分に心当たりにない、日本人社会人はいないのではないであろうか?
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記事では、北欧の国にあるあるひと家族の生活についても、ケーススタディーとして挙げている。
仕事は8時から4時まで、終わったら子供を迎えに行き、家族みんなで夕食を取る。子供が寝た後はお互いに自分のことをする時間がある。
それでいて、年収は1050万程度(日本円換算)
時間の概念がとても厳しい、かっきりしているそうである。
会議などは、30分でと決まっていたら、30分で決議が出ないとその人は無能扱いで、最悪解雇もあり得る。ただし、社会自体がジョブチェンジが流動的なため、日本のように最後通牒にはならない。
幸福を規定する因子は、
「自分で自分のことを決めることができる権利」を有しているかどうかである。
とのことである。
半面、日本では他の人との関連性に気を取られて自分のために決定ができない人がはるかに多い。私の職場なんて、まさにそれの象徴である。
向こう側の、自分で決めて動けると人との違いは、ほんの少しで手を伸ばせば届きそうなのに、その間隙は見える以上にはるかに遠く、勇気のいる距離である。
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”自分で自分を決める。”
それは幸福を感じさせてくれるらしい。
でも、それだけでは幸福になれない。食っていくには日本はすでに景気後退、デフレのど真ん中であり、ガードを固めるべき時期であるからである。
次に必要なのは、経済的な自由である
これは知っているようで知らなかったといっていい。
多くの投資ブログもバスの乗車時間などで斜め読みし、知ったつもりになっていた。
アーリーリタイアをして、早く自分の自由な人生を手に入れたいと。
そのための投資であると理解していた。
ただ自由に自分の好きなことだけでは、家族に迷惑をかけるからである。
どれだけ毎月に不労所得があれば、自由になれるのか?
資産額1億とか、漠然とした遠くの目標を持っていたが、いまいちつかめていなかった。3パーセントで回るのなら、なんぼとか。
何より毎月の支出分を稼ぐ、それだけである。
わかりやすい。
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記事では、ゴールドマンサックスの元社員が30代半ばに資産3・4億レベルになって、独立起業したというそういうたぐいの話も載っていた。
そうしたら、嫌な仕事であった、ストレス源であった仕事が、急に気が軽くなったと書いていりました。
自分は仕事に飼われていないという自信が体を軽くするのでしょうか?
どう感じて、何を目指したという心の葛藤は書いてありませんでした。
われわれの世代は、昭和世代の
“イケイケ“世代のように、仕事に没頭するだけでは成長が望めないで世代です。年金もほぼありません。ここ数年のインフレだけで、年金のマイナスは膨らんでいます。
昔は何も考えなくても社会が成長していました。
でもわれわれは、何をしないといけないのか?何を大事にするべきなのか?家族問題も含めて、価値観の転換を迫られています。
会社の言いなりになっても、その先に幸せはありません。
自分で幸せを作らないといけないのです。
経済的自由までの道はまだ遠い。
今計算したところ、
不労所得 月8万に対して、生活費が月55万。。。。
(保育園費用、家賃を含む)
達成率15%程度です。
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忘れてはいけない精神的幸福
ところが、前述のGSの元社員は50歳で、また仕事を始めてしまったようなのです。
なぜだ??
一例として、記事内では障がい者雇用で、社員が生き生きと働いていて退職のほとんどない企業を紹介しています。
なぜ生き生きとして仕事ができるのか?
それは、お互いがお互いの価値を認め合い、違いを理解し、リスペストしているから、頼り、頼られという自分の存在意義が認められるからそういうように書いてあるように見えました。私の解釈ですが。
記事ではダイバーシティの本質と書いてありました。
完全リタイアすると、自分の逆に幸福度が下がるようなのです。
誰かの役に立っていたい。そういう人間の本質をついているようで、作業ばかりして、自分を生かせていないのはよくないですが、
「「誰かの役にたって生きている方が、毎日の色彩が豊かになる。」」
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価値観に関して職場と家のリバランスを求められていると思って差し支えないと言っているように私には思えてきました。
最近固め読みしながら考えていることはまさにこの部分だった
職場の転換期にあったことや、職場内異動で、いろいろ小生は昨年から悩み抜いてきました。そのなかで最近ずっと読んでいたのが、
>>40代の苦悩とやるべきこと
何冊か読みましたが、この本あたりが最も近いのではないでしょうか?
40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則 [ 大塚寿 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 宗教・倫理 > 倫理学
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,543円
50代や60代になられた方々が、何を後悔しているのか。
それをまとめた一冊です。
職場のトイレに行って、手を洗いながら思いもよらず鏡に映ったしわ・白髪が目立つようになってきた自分の姿に驚愕します。
もう若くないんだとと。
この本に書いていることの本質として、40歳代は攻めないといけない。今やらなかったらそのあとにもうチャンスがなくって、後悔する。ただ価値観を転換して、何が自分の人生に大事なのかをリバランスしないと、それも後悔しますよ。
その言葉が頭の中で鳴り響きます。
恵まれない待遇と、不条理な上からの下達事項に文句を言うだけでよかった時代は終わったと覚悟します。そして正しいことを自分の中に芯として、改善すべきことは改善しながら毎日を過ごしていきたいなと心を新たにします。
では。
この記事はとある時刻に合わせて投稿されるよう、予約投稿としました。
この日の翌日以降、世界が少しでも前に進みますように。